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#1 列車と土鍋スーツケース

土鍋をつめこんだスーツケースで各地を移動します。土鍋の他に身の回り品もあるので、あくまでもスーツケースひとつではありません。イタリアの石畳、エレベータやエスカレータのない駅舎やアパート、そして高い列車のステップ。そんな理由から、ひとつはバックパックのように背負います。

明かせば私は小さいですし、青春真っ盛りの若女子ではありません。この姿を見てPazza!(アホ:イカレテル)とかmatta!(バカ:アタマダイジョウブカ)と、あくまでも愛情をこめて「気でも狂ったか!」という意味でイタリア人の友人によく言われます。

それなのに、一歩友人から距離を置くと、妙に紳士になるのがイタリア人気質であるようです。さて、この後は、2013年の土鍋の旅日記へつづきます。

※この記事はブックレット「旅する土鍋-それでも地球はまわる-」(2014年夏発行/協力CASE gallery/デザイン坂元夏樹・加川京)に掲載されたものに加筆・修正したものです。

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有料記事は「旅する土鍋」プロジェクトの取材資金、次期ブックレット発行資金とさせていただきます。(取材 Cocciorino我妻珠美)

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