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豆づくす

無類のお豆好き。各国のお豆料理に食いしん坊度は上がります。

写真は「Pasta con le lenticche」(レンズ豆あえパスタ)。よくつくる簡単パスタ。レンズ豆、インゲン豆、ひよこ豆…。玉ねぎにセロリ、あればニンジン、それとベーコンをいっしょに炒めてトマトソース仕立て。煮込んでいる途中に「spaghetti spezzatti」(スパゲッティをバキッと折って)途中で入れちゃう。


**写真「水色皿にパスタ」
Cocciorino **

愛するレンズ豆は、イタリアでも愛用されている豆のひとつで縁起物。大みそかに食べる料理に「ザンポーネとレンズ豆」あるいは「コテキーノとレンズ豆」という大そうヘビーな一皿があります。

前者は「豚の前足の皮に豚ひき詰め」、後者は「腸詰め」。コインに見立てたレンズ豆と煮るか、添えるかというお料理で、大みそかの縁起食。脂っこくて苦手という人もいるけれど、私はけっこう好き。豆好きだし、レンズ豆はコレステロール値を下げる働きがあるため、こってり肉類の副菜になるって聞いたしね。

古代ローマには、兵士の食料として乾燥したレンズ豆を戦に持ち運んだという記録が残っているくらい良質な栄養素たっぷり。


大好きなレンズ豆の秘密を。

レンズ豆は簡単に発芽する豆のひとつ。オーガニックでないと発芽率が悪いこともあるようですが、浸水なら数時間。わたしは浸水さえもめんどうなので、ニンニクやタマネギを炒めたら、レンズ豆、白ワイン、ブイヨン、トマトソースの順で入れ、ゆっくり加熱します。活きた良質な豆なら、ゆっくりトマトソースに浸ってふつふつ煮えている間に発芽してゆくのです。ちょろんと芽が出ます。

「お金」に見立てる縁起もいいけれど、「芽が出る」なんてラッキーな予感!


写真「朱黒の豆皿」
Cocciorino

コッチョリーノのお皿には裏側がつるんと丸みを帯びたものがあるのは、レンズ豆好きの仕業だったのか。


BUON APPETITO!
(いただきます!めしあがれ!)

**Cocciorino コッチョリーノ地球のかけら **

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