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ちょっとブレイク 年内もうひとつの出展は。

たくさんのご来廊をもって終焉した個展。改めてお礼申し上げます。

あさって15日からは、件のギャラリー20周年記念チャリティ展がはじまる。

(写真下: 陶ピアス/Cocciorino: 地球のかけら)

20周年チャリティ展「手と手を繋いで」
2018/12/15(土)~12/23(日)
12:30~19:00(最終日17:00)19日休
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F
Tel.&Fax.03-3561-8121
詳細

【陶磁器】我妻珠美、磯谷慶子、岡歩、剱持耕平、林真実子、森多佳子、村上奨【ガラス】安達寿英、今村知佐、小西潮、藤田恵美、松下高文、光井威善【テキスタイル】池嵜智子、岡村奈緒、カモメワークス、神田美穂・早穂、ジョリー・ジョンソン、奈良平宣子、ハルナチコ
【漆】西川雅典【ジュエリー】クリックミー、トーマス・ギーゼン【銀のスプーン】秋谷カヲル【植物の造形】石原理子、川村忠晴

「手と手を繋いで」ありがちだと侮るなかれ

震災や災害の小さく長い助け合い(チャリティ)はひとりではできないし、いつ自身も助けてもらうかなんかわからない。

「つなぐ」とかクサイのよね、なんて言えない。手を繋がないと登れない山があったし、そこにある階段や廊下を、手を繋がないと歩けなくなったあの時の父の手の感覚を知ってからは。

(写真下: 陶ブローチor帯留/Cocciorino)

当ギャラリーに育ててもらっている作家同士も手を繋がないと前に進めなかった震災後。

今回のサブタイトルには陶芸仲間とのお別れの献も含まれる。若くしてお別れする陶芸家があまりに多いので、陶芸家同士、ムリはするなと言い合う。わたしも寝るからあなたも寝ろと。

なんとか押しあって発露させあった。つくるばかりが作家ではない。集まるばかりが作家でない。孤独を尊み離れながら手を繋ぐ方法があるのだから。


※多くの参加作家の作品が同じくらいのボリュームで並ぶように、ギャラリーでは写真からセレクトした一部の作品のみ展示即売。出展数が少ないのでご了承ください。そのほかは別途セレクトショップなどにお嫁にいきます。なお作家在廊は特に予定ありませんが、我妻は初日の数時間のみチャリティアシスタントとして在廊します。




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