__P3232068_-_コピー

ちょっとブレイク「新元号とこどもたちの未来」

ブローチをにぎったとき

ふだんあまり書かないこどもたちの未来とやらを一筆。

昨年末、個展の直後、同ギャラリーのチャリティー展に参加した。みなさまのご来廊、ひいてはギャラリーの尽力で、27名の作品売り上げの一部が、震災地のこどもたちにに寄付されたことをブログで報告した。

コッチョリーノの売り上げは「ふくしまこども寄付金」に。家族がこの地で生まれ育った経緯も重なり、復興とこどもたちの未来を深く願うとともに、買ってくださったブローチをにぎったとき、願いが共有できればいいなと想っている。

福島県 
東日本大震災ふくしまこども寄附金
宮城県 
東日本大震災みやぎこども育英募金
岩手県 
いわての学び希望基金震災みやぎこども


アートのエネルギーと恩送り

決して終わることのない自然災害や育児や家事の困難についてあちこちで話題になっている昨今。さらに難しくなる社会に対して、こどもたちには思い切り泳げる未来を遺してあげたい。わたしができることは、教示ではなく、微塵であるけれど、アートというエネルギーを伝えること。少しでも大海原がたのしく美しいものにできたらと願っている。親としてできることはわが子を育てることだけでないし、陶芸家としてできることは華やかな作品をつくることだけではない。

生まれる前からわが子を保育園に登録した必死な思い出。保育園と幼稚園の二重保育をも経て大きくなったわが子に、人間らしい喜びを教えてくれた先生や周囲の友人や名も知らぬ大人たち。

桜を見上げながらわが子に「きれいだね」という生きがいを教えてくれた亡き若き有希子先生を想いながら。

明日の新元号をむかえるにあたり、変わらぬ決心を胸に。うつくしい海が地球に広がりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?