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土鍋で秋を炊く⑥ 「生落花生」と秋の土

落花生収穫の季節。ぽろぽろ、こぼれんばかりの根っこについた豆々。春とは違う秋の土のニオイは、子どもの頃に行った落花生掘りを思い出す。さつまいも掘りの土のニオイと似て非なり。落花生畑は、乾燥した土のニオイがする。

生落花生こそ秋の旬。生鮮野菜と同じように水分を保っているので、新鮮なうちに蒸す。茹でるより蒸すのが好き。半分は「落花生の炊き込みごはん」(後日ご紹介予定)にしたので、残りをミニ土鍋で蒸す。


土鍋とセイロ

小さい土鍋にはった水はすぐに沸騰する。殻ごとセイロに入れた落花生は20分弱でやわらかくなる。簡単に甘くておいしい落花生のおつまみ完成。召し上がるときにお好みで塩をふっても。雪塩というパウダーのような塩や、抹茶塩などと楽しむのも乙。

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なんと美しいのだろう。殻をわった落花生は桜色。デザインされたような殻の模様は、水分や栄養を送るための「維管束」というものらしい。落花生の「へその緒」ということね。

愛すべき秋の旬ありがとう。




(過去記事のため2018年終了しました)

INFORMATION

我妻珠美 陶展 -秋を炊く-
Tamami Azuma
Ceramic Art Exhibition

Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F




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