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陰翳礼讃の森-2

結んだ言葉

まじないの言葉「あめふれふれ」あらため、いそいで深夜に必至に結んだ言葉は「あめほどほど」。宅急便で届くだろうか。

「やまもりさま」という道祖神的な陶土オブジェをつくり蓼科の森のギャラリーに設置してきたが、ちいさく反省というか、遠隔でやまもりさまに伝えたいことがある。

「あめほどほど」

強い勢力をもつ台風。まじないの言葉「あめふれふれ」が、被害あるほど効いてしまってはいけない。やまもりさまに言ってるわけではない。小さく反省しながら、南方より向かってくる台風に告ぐ「あめほどほど」。


人は土をむすび、
焼き、道具にしてきた。
火にふれたらかえれない。
水ふれたら土にかえれる。
やまもりさまは土むすびの神。
ほんとうは土にかえりたい。

口から出る言葉をむすんでみるけれど、
なかなかかえれない。

どうか、ほどが過ぎませんように。






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