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中年の危機③ スタートラインに立つ

産業カウンセラー養成講座。講師や仲間に恵まれ、学ぶ楽しさをしみじみ味わいながら出席していた。初めから習ったことを再現できるわけではなく、上手くできないもどかしさで、帰宅してから涙する日もあった。それでも、夢に向かって進んでいける喜びは大きく、試験合格後の未来を見つめながら、課題に取り組み続けた。

講座終了後は、学びを深めるために、キャリアコンサルタント養成講習の受講を申し込んだ。カウンセリング業務をする上で、キャリア相談についての知識は欠かせない。ここでも、講師や仲間に恵まれた。自分の成長ぶりを実感でき、毎回の講義が楽しくて仕方がなかった。ひとつ歩みを進めるたびに、追い風が味方してくれているように感じられた。

そして、2つの合格通知を手にした。大きな喜びと同時に、ひとの人生に関わる責任の重さに、身の引き締まる思いがした。合格がゴールではない。ようやくスタートラインに立つことができたのだ。いよいよこれから。真に「相談者の心に寄り添うカウンセラーになる」ことができるよう、自己研鑽していかなければと強く感じたことを、今また思い出している。

「中年期の転換期」に訪れた混乱や苦悩。辛い経験だったが、自己と向き合い続け、本心を問い続けた。人生を諦めなかったからこそ、本当にやりたかった仕事に出会えたのだ。危機を乗り越えることで、成長できたことが嬉しい。歩みを止めることなく、ここからまた成長していく。

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#スタートライン




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