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何かが開花?

新生活・新学期シーズンですね。
私は高校も就職も「なんとなく」してしまったクチですので、子どもの頃から明確な目標を持って受験や就職に臨まれるタイプの方々に感心と憧れがあります。

5歳から母子家庭育ちで、衣食住の衣以外を与えてくれていた祖父が成人前に亡くなってしまうなどバタバタしていたこともあり、独り立ちするタイミングを勝手に逃して今に至るのですが、桜咲くシーズンに親の元を巣立たれる情報や報告をSNSで見かけては画面の前で微笑んでおります。とりあえず私は新しい春服でも買おうかなという気持ちです。

先日完成した24pの漫画をXでまとめて掲載しました。
コミチでこしのりょう先生にご指摘頂いた部分を修正したものです。
さてこれどうしようかな…持ち込みしてもいいんだけど考え中です。

今は新しいネームを制作してます。
24pのハンドクリーム漫画を描いている時「もっとこうできたらなぁ」というジレンマを抱えて疲弊気味だったのですが、その反省を踏まえて今回の漫画ではキャラを作っています。
キャラを作るとは「キャラに特性をプラスする」という意味です。
今までの私の漫画の作り方は、まず心に引っかかった日常エピソードを思い浮かべて、理想を付け加えてアレンジするという簡易的なものでした。
だけどこのやり方を散々やってきて気づいたんです。なんか当たり前のことしか描いてなくない?と。
もちろん私は推し友さんにケーキを贈られたことも推しにイベントでばかやろー!と怒鳴ったことも、鍵垢に悪口を書き込んだこともないわけなのですが…

推し友にケーキを贈られる
推しにばかやろーと怒鳴る
鍵垢に悪口を書き込む

それにしてもちょっと内容薄くない?とつくづく感じていました。

で、今描き始めた漫画ではこういうキャラ!という性質をくっつけたんですが、なんだかいつもより話が進めやすいような気がしてます。
なんだもっと早くキャラにキャラをつけてやってればよかった…と自分に呆れているのですが、追い詰められないと気づかないこともあるんだろうという感じです。

結局「何回も漫画描いてるけどしっくりこない!疲れた!!」という不満が前作ので限界値を超えたらしく「楽な方向」へ行こうとしたみたいです。
女優の松本まりかさんがドラマや映画で活躍し始めた頃、ある番組で「売れないことに飽きたから」と言ってました。(なぜいきなりブレイクしたのという質問に対してだっただろうか…)
私もアナログでは10年ほど描いて全て落選という重い過去を持ち、同世代の漫画家さんたちを横目で見ながら、なぁぜなぁぜ?というムズムズした気持ちは常にあったのですが、デジタル移行してから「田丸の漫画いいね」と言われ始めたので、漫画家への階段を着実に登り始めたのはここ3年くらいのことなんだと解釈してます。
その間大きく創作を中断することもなかったので、実質毎日描いていると考えた時、「もうそろそろ受賞レベルの漫画を描きたいんだけど…」となって、何かを参考にしてでも「作品」というものを手掛けようとするがむしゃらな姿勢が生まれたのは、ごく当たり前であり自然なことなのかなと実感しています。

Xのbio(プロフィール部分)にも今後の目標を具体的に打ち込みました。
私は漫画家志望なんだと照れずに公表できるようになったことは、私の何かが桜の真似して開花したからだと思いたいです。

それではまた来週。

最近読んだ作品▼

余談・誕生日ポストをした時、多喜さんに「漫画いつも見てます」とリプをもらえて嬉しかったです(涙)

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