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金星と宇宙のハーモニー

ティティウス・ボーテの法則と惑星の数字3

ティティウス・ボーテの法則と惑星の数字で3は金星になります。
3を図形に変換すると三角形になり、インド哲学のプルシャとプラクリティ―、トリグナの法則とかテトラクティスなどが思い浮かびます。

ピタゴラスはテトラクティスの原理と共にMusica universalis音楽と宇宙の法則も研究していました。
金星の象意には「愛」とか「美」があります。愛とか美を表現するための手段として芸術とか音楽とかもあるので、そのあたりのことで思いついたことをまとめようと思います。

3という数字で一番最初に思い浮かんだのは「北条氏のミツウロコ」でした。ミツウロコからテトラクティスになって、ピタゴラス思想に寄り道してMusica universalis天球の音楽について首を突っ込んでいます。
楽譜読めないし、音感とかリズム感もなくて音楽苦手なのに、ピタゴラスの音楽論が天球の軌道について関連付けられているので、興味が惹かれました。
ピタゴラスの音楽論をもとにヨハネスケプラーがmusica universalisという球体のハーモニーという考え方を作り上げていて、音楽は宇宙とつながっているんだな~!!って思いました。


ホロスコープを楽譜に見立てる

天体の軌道をそれぞれ五線譜と考えて、天体そのものを音符🎶としたら、一瞬一瞬が太陽系の音を表している円形の楽譜なんだな。って思いました。だから、私たちのネイタルホロスコープやハーモニック図、プログレスやソーラーリターンなど様々な種類のホロスコープはどれも楽譜なのかもしれません。
古典占星術の時代は土星までしか天体を観測できなかったから、7つの音階の音楽で、天王星や海王星、冥王星が加わると12音階になってそれまでとは異なる世界を表現できるようになったのだと思います。
私は音楽に疎いので、12音音楽のことはよくわかりません。だから一時期、武満徹さんやアーノルト・シェーンベルクの曲を聴いて過ごしていました。シェーンベルクの音楽は慣れるまで少々不気味な感じで、ぞわぞわするものがあります。慣れると平気になりますし、シェーンベルクの音楽はなんか気持ち悪いけど感情的な揺さぶりがなくていいかな?と思います。

天体の軌道は天体のもつ象徴で、天体そのものは実在を持った事物性。金星の場合、愛とか美の象徴が金星の軌道で、現実的に金星がもたらす影響が事物性みたいな考え方で見ると面白そう。
宇宙の愛とか美が地球という空間で事物的に表現されると、音楽とか絵画とか詩とか、そいういうものに変換されることなのだと思います。

ケプラーのハーモニス・ムンディ

ヨハネスケプラーは宇宙図の謎を幾何学的に解き明かした「ミステリウム コスモグラフィウム(Mysterium Cosmographicum)」を残したことで有名だと思います。
5 つのプラトン立体が宇宙の構造を決定し、幾何学を通じて神の計画を反映するというコペルニクス体系に基づいて、ケプラーの宇宙論を説明します。これは、地動説が物理的に真実であると主張するコペルニクス以来、事実上初めての試みだと言われていて、すごい偉業だと思います。

でも、彼が残した素晴らしい業績はたくさんあり、幾何学的形態や物理現象における調和と一致について論じています。「ハーモニス・ムンディHarmonice Mundi」の最後のセクションの「惑星運動の第 3 法則」は彼の発見に関係しています。


wikiを参考にすると
惑星の間隔内に本質的に存在する音楽のハーモニーという概念は、ケプラー以前の中世哲学に存在していました。Musica universalis はクアドリヴィウムで教えられた伝統的な哲学の比喩であり、しばしば「球体の音楽」と呼ばれていました。ケプラーは、天体の合理的な配置の説明を求めていたときに、このアイデアに興味をそそられました。ケプラーが「ハーモニー」という用語を使用するとき、それは厳密に音楽の定義を指しているのではなく、自然界の調和と天体と地上の両方の働きを含むより広い定義を指しています。身体。彼は、音楽のハーモニーを、人間の魂と相互作用する現象であると呼ぶハーモニーとは対照的に、角度から導き出される人間の産物であると指摘しています。これにより、ケプラーは、地球は占星術的な調和を受けているため、地球には魂があると主張することができる。と語っていたそうです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Harmonices_Mundi

地球には魂がある!って主張していたケプラー、計算とか幾何学的な証明だけを求めるのではなく、数字と数字の間とか点と点、線と線、面と面の間にある空間を埋め尽くしている「魂」のことも考えていた、目に見えるモノだけではなく目に見えないモノも大切にされていた人なのだろうなぁ。と思います。
1571年12月27日生まれだから太陽星座は山羊座だと思います。やぎ座だけどケプラーは頭も心も感性も柔らかくて地球に優しい人だったのかな?と思いました。

「ミステリウム コスモグラフィウム(Mysterium Cosmographicum)」も「ハーモニス・ムンディHarmonice Mundi」も「惑星運動の第 3 法則」も難しくて私にはちっとも理解できませんが、宇宙の幾何学や音階の仕組み、惑星のハーモニーの美しさを表現したとても素晴らしい芸術作品だと思います。

ティティウス・ボーテの法則と惑星の数字3がテーマなのに、今日もまたピタゴラスとかケプラーとか寄り道ばかりしています。まぁいいか。