φとタマゴの幾何学②
地球と月は黄金のφタマゴ
数学が苦手で赤点ばっかりだったけど、先日コンパス片手に作図した世界の卵と黄金比について少し書きました。
ヴェシカパイシスの中にはタマゴがあって、それは黄金比の平方根になる黄金の卵の数字が入っています。
これは地球と月の直径を足した関係に等しいという事が分かりました。
地球の直径と月の直径を足した数字を地球の直径で割ると黄金比の平方根に近い数字1.27264.…になり、これを二乗すると1.619612…ほぼ黄金比です。
それはすなわち、世界の卵に描かれている卵は地球と月が金の卵であるというメタファーだという事
地球と月の相互関係から世界創造の神話がたくさん生まれたという事
かな?みたいな仮説を考えていました。
黄金比の卵と蛇
じゃあ、タマゴに巻き付いているヘビは何?と考えてみると・・・3回転半まわるのはアイツしかない。そもそも世界タマゴとか、オルフェウスの卵とか言い出したのはヘルメス思想、ヘルメス主義という事で水星。
カバラも黄金の夜明けゴールデンドーンも元をたどるとヘルメス思想だと思います。
ウィキペディアによるとヘルメス思想の神である”ヘルメス・トリスメギストス”は、神秘思想・錬金術の文脈に登場する神人であり、伝説的な錬金術師でり「錬金術師の祖」とされ、錬金術は「ヘルメスの術」とも呼ばれる。と説明されています。
ギリシア神話のヘルメス神と、エジプト神話のトート神がヘレニズム時代に融合し、さらにそれらの威光を継ぐ人物としての錬金術師ヘルメスが同一視され、ヘルメス・トリスメギストスと称されるようになったのだとか。
それら3つのヘルメスを合わせた者という意味で、「3倍偉大なヘルメス」「三重に偉大なヘルメス」と訳される(3人の賢者〈ヘルメス〉の伝説〈三重の知恵のヘルメス〉)なのだそうです。
なんか、聖書に登場する3人の東方賢者っぽいな~と思います。
ヘルメスは3人いて人類に黄金の知恵と乳香、没薬という医術をもたらしたのかな?と思います。
水星は1年に3回地球と会合(逆行を抜いた場合)して、3回~4回見せかけの逆行をするので「3」という数字に関連が深い気がします。
黄金比の卵とヨガのナディ
東洋思想だとヨガのナディかな?と。
wikiの説明では”すべてのナディは 2 つの中心のいずれかに由来するといわれています。心臓とへそのすぐ下の骨盤領域にある卵型の球根です”みたいな説明があります。
脊柱にはピンガラとイダーと呼ばれる 2 つの神経流と、スシュムナーと呼ばれる中空の管があるとのことです。クンダリーニではスシュムナ―を中心にイダ・ピンガラのそれぞれを行き来しながらエネルギーが螺旋を描くように上昇や下降をする。と言います。
これはヘルメス思想のワールドエッグと同じことかな?と思います。上昇と下降なのでヘビは上がったり下りたりしているのでしょうか。
占星術だと水星は神経をつかさどるから、ピンガラとイダーは水星領域なのでしょうね。
カバラの生命の木の構図とヨガのナディは類似性があると思います。
地球と月のφと水星のπ
地球は公転周期1年365日ですが、その間に水星は地球の周りを3周と少し回ります。地球と水星の会合周期が115.88 日なので、365÷115.88=3.151986・・・この数字は円周率πに近いですね。何か関係があるのかな?
小野満麿さんのtweetで黄金比と円周率πについて言及されていたので、こちらも気になるな。
この後の文章では”φとπの間にはシンプルに5と6の関係がある”ともおっしゃられていますね。
5と6と言えば私の頭の中には菱形30面体しか出てこないです、立体の中に五芒星と六角形が見えます。
あと、5と6と言えばユニカーサルヘキサグラム
これはもうちょっと時間をかけて考えていこうと思います。
イースターのタマゴ
最後にもう一つ気になる「タマゴ」のこと。キリスト教にはイースターと呼ばれる祭日があります。
これは、磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教においては最も重要とされる祭です。
ちなみにヘブライ語聖書によるとモーセの指導による出エジプトを指すそうで、エジプトでの奴隷制からの脱出を記念した祭日なのだとか。
イースターの復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日なのだそうです。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われるのだそうです。
タマゴには犠牲からの復活、奴隷からの解放、いろいろ意味があるのかな?と思うと面白いです。
****参考資料*****