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二至二分ロイヤルスターとスターナビゲーション

最近恒星パランに興味津々なので、ロイヤルスターについて少し調べてみました。
星にまつわる言い伝えとか、天文学的な説明などウィキペディアを参考にして、気になるところは引用して備忘録としてまとめていこうと思います。

占星術では、ペルシャの王室の星はアルデバラン、レグルス、アンタレス、フォーマルハウトです。
彼らは、現在のイラン地域におけるペルシア帝国の時代 (紀元前 550 年から紀元前 330 年) には空の守護者とみなされていました。[1]ペルシア人は、空は 4 つの地区に分かれており、各地区は 4 つの王家の星のうちの 1 つによって守られていると信じていました。[2]星には善と悪の力が宿っていると信じられており、ペルシア人は星を暦や月/太陽周期などの空の科学計算や予測の指針として利用していました。
王室の星々は、ゾロアスター教の宇宙論と宇宙論をまとめた『ブンダヒシュン』に記載されています。

wikiより

wiki(en)を参考にするとペルシャのロイヤルスター概念のベースというかルーツはゾロアスター今日の「ブンダヒシュン」なんだとか。

神話とかルーツとか調べようとすると、毎回ゾロアスター教とかミトラ教とか登場してくるんですが、この辺りイマイチよくわからないんですよね。
ゾロアスターはイラン高原に住んでいた古代アーリア人はミスラやヴァーユなど様々な神を信仰する多神教(原イラン多神教)であったそうです。この原イラン多神教を基に、ザラスシュトラ(ゾロアスター、ツァラトゥストラ)がアフラ・マズダーを信仰対象として創設したのがゾロアスター教のルーツになるんだとか。
多神教なので、一神教と違って境界線があいまいというか、異なる文化や宗教と融合しながら存在していた感じでしょうか?
とはいえ、個人的に古文書とか石板系のテキストはとても好きなジャンルなので「ブンダヒシュン」にワクワクします。
とはいえ、今日はロイヤルスターについてまとめておきたいので、ブンダヒシュンはまた後日・・・ってことに。ブックマークの代わりにリンクメモ。


ロイヤルスター4つの星について

アルデバラン(タシェター) — 春分点 (東の監視者)
レグルス(ヴェナント) — 夏至 (北の監視者)
アンタレス(サテビス) — 秋分点 (西の監視者)
フォーマルハウト(ハフトラング/ハトラング) — 冬至 (南の監視者)

バビロニアとアッシリアの時代の西暦前 747 年バビロニアのナブナシル王は、これら 4 つの星に対する月の動きから導き出された暦を採用したそうです。1 つは 8 年周期で、もう 1 つは 19 年周期です (後に 19 年周期を標準として採用しています)。 
紀元前 700 年までに、アッシリアでは基本的に黄道周期の地図を作成し、これら 4 つの星の位置を使用して黄道星座を特定し、恒星と惑星を区別しました。
4 つの主星ローヤルスターは見かけの等級が 1.5 以上です。
そして、その星座の中で最も明るい星であり、夜空で最も明るい25の星の一つです。
夜空で最も明るい25の星がアステリズムのルーツになっているようです。今までそんな事全く知らんかった。

夜空で最も明るい星の多くを特徴とするいくつかの主要なアステリズム
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=107799916

wikiによるとロイヤルスターは主にナビゲーションに使用されました。と言うので、暦を作る暦のナビゲーションと、地上のコンパス方位を測定するためのスターナビゲーションシステムとして、ローヤルスターやアステリズムなどを参考に、「今夜はビッグディッパーの見える山のふもとで野営しましょう」とか「今日は冬のダイヤモンド目指して船を進めよう」みたいに交易の旅をしたり航海に活用していたのだと思います。

二至二分はそのまま方位となるので、季節の節目が決まると東西南北といった地上的な面の方向性が決まる感じ。時の流れ、地上の方向性を定めていたのがローヤルスターっていう感じでしょうか。


アボリジニーの天文学

個人的にオーストラリアのあたりのアボリジニーが培った天文学が好きです。プレアデスのことをマタリキと呼んだり、北半球とは全く異なるテイストのアステリズムや神話、説話があって、と~っても興味深いです。

現在の恒星の解釈はギリシャ神話系のものが多いと思うので、アボリジニーテイストを加味したらもっとカオスになって面白そう!って思います。
やっぱり南半球なので、南十字星やりゅうこつ座にはこっちの神話の方がしっくりくるのではあるまいか?って思います。

「空のエミュー」とか「オリオン座のカヌー」とかネーミングが素敵です。

アボリジニの「空のエミュー」。西洋の天文学用語では、南十字星は右側、さそり座は左側にあります。エミューの先頭はコールサック星雲です。コールサック星雲はほぼ 7 ° ×5° をカバーしており、隣接するケンタウルス座とムスカ座まで広がっています。
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5444580


りゅうこつ座イータ星の爆発

こりん星以外に爆発した星があったとは・・・
りゅうこつ座イータ星に関しては2010年、シドニーのマッコーリー大学の天文学者デュアン・ハマチャーとデイビッド・フリュー氏が、オーストラリアのビクトリア州北西部に住むブーロン先住民族が1840年代にりゅうこつ座イータの爆発を目撃したと説明してているようです。
ブーロン先住民族の人たちは星の爆発を戦争の妻である「コロガロリック戦争」として口頭伝承に組み込んでいることを示しているのだとか。 (カノープス、カラス 座など)。これは、これまで文献で確認されている、りゅうこつ座イータの爆発に関する唯一の決定的な先住民記録なんだとか。

で、やっぱりローヤルスターからスターナビゲーションっていうか、コンパススター(航海星図)にそれて、そのままアボリジニーの話にそれてしまった。

ギリシャもそうですが、オーストラリアや日本は海に囲まれていて、古くから漁業が盛んだったと思います。漁業が盛んな地方は必然的に船を使って漁とか、航海とか交易をする必要性が出てくると思うので、海図と同じように航海用の星図を読む能力が必要だったと思います。
エジプトなどの砂漠の地域では、砂漠=砂の海みたいなものだと思うので、砂漠を越える旅団もやっぱり地上の地図と同様に星図を読む必要があったのだと思います。こうやって天文学と占星術、測量技術が発展してきたのでは?って思います。

この本読んでみたい!でも、オーストラリアamazonから日本のキンドルにダウンロードできるのかな?

あとはプレアデスの資料として