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マザリンの宝石は獣帯と極星のリボンを結ぶ

マザリンという言葉はユダヤ占星術やヘブライのゾハールに登場するようで「黄道帯」のことを指しているようです。
言語の系統によってそれぞれ微妙に異なる意味があるため、はっきりした意味が確定されていないようです。

マザリンは黄道12宮の獣帯を指すと言われています。しかし、mazalot(מַָֹת)には「死」や「駅」という意味もあるため北極星の環のことも含めていると思います。
コナンドイルは英国女王陛下の王冠に”マザリンの宝石が飾られている物語”を書いています。
英国の王はキングアーサーの末裔として聖杯の祝福を受け継いでいると思います。
彼等は7つの海と7つの大陸の覇者であり、マザリンの宝石は「黄道獣帯を統べる者の証し」であると同時に上の世界とつなぐパイプのようなものでは?と思います。

獣帯はアストラルの帯=アストラルの輪廻を指していると思います。
私たちはこのアストラルをうまく扱えないでいるのかもしれません。
感情に振り回されてすぐに御者である「真の意図」=メンタル体(ロゴスともいうかも)を見失い、あたかも記憶喪失者のように自分が進みたい方向を忘れ、恐れや不安から自分や人、世界を信じられなくなって、結果的に自分の本心を欺く行動ばかりしているのでは?と思います。
不安や疑心、孤独など様々な要素が絡んで三分節がバラバラになってしまうのだと思います。私はこの傾向が強く、自分に自信がないためしょっちゅうバラバラになっています。

だから、「力」のカードのパスワークが重要で、このパスを強くして獣帯と北極星のリボンを結び付ける必要があると思います。
これは馬車・馬・御者の三つ組みのうち、馬と御者をつなぐ作業です。
黄金・乳香・没薬ならば、乳香と黄金をつなぐことと同じ意味だと思っています。
獣帯と北極星のリボンを結び付けると、すべての人の頭上に星の光が宝石のようにちりばめられた素敵な王冠がプレゼントされるのだと思います。

Jean Dodal - http://www.tarot-history.com/Jean-Dodal/, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4687474による