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【RINGO MUSIC STAFF】キャプテンこと下田 翼さんの功績について

りんご娘、特にFOURsの4人(とき、王林、ジョナゴールド、彩香)が2017年以降に大きく飛躍したのには、本人たちの努力が大きかったのはもちろんですが、活動の幅が広がるきっかけを作った立役者がいます。

その方はリンゴミュージックの楽曲・MV・ライブ制作に携わっているringoame inc. のキャプテンこと下田 翼さんです。

下田キャプテンがリンゴミュージックと関わるようになったのは、さかのぼること2013年夏の出来事。りんご飴×美女の写真を撮影し、世界にりんご飴の魅力を伝えるサイト”ringo-a.me”を運営している際、りんご娘&アルプスおとめの撮影に弘前を訪れたことがきっかけでした。

そして、ファンの前に初めて登場したのはりんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2013のアンコールにて現れました。それまでは「りんご娘の写真を素敵に撮ってくれた人だ」くらいの印象で認識はしていましたが、突然「2014年に劇団を立ち上げます!」標準語で発表したりんご飴マンに対して、当時歓迎の感情を持ったファンは少なかったんじゃないでしょうか。僕もその1人でした。

りんご飴マンに対する評価が大きく変わったのは、2014年5月に劇団RINGOAME旗揚げ公演が行われた際。これまで見たことのない、アルプスおとめやリーフの活き活きとした姿を見て「りんご飴マンすごい・・・」と当時のファンの評価は、180度変わりました。

その後も、真っ赤な笑顔の発表・MV制作、回を重ねるごとにグレードアップする劇団RINGOAME公演、リンゴミュージックメンバーのスキルが向上しりんご娘以外のメンバーにもフォーカスが当たるなど、下田キャプテンが東京で培ったリソースを存分にアウトプットしてくれました。

そんな、下田キャプテンの素晴らしさや功績を、本記事にてたっぷりとお伝えしたいと思います。

1.広告代理店の仕事を行いながら合間を縫って弘前へ通い詰め、樋川代表の信頼を得る

東京都小金井市出身の下田キャプテン、大学卒業後に広告代理店へ就職した傍ら、2012年には大学時代の有志である藤代雄一朗さんらとりんご飴の魅力を世界に発信するサイト”ringo-a.me”を立ち上げ、りんご飴マンとしての活動も始めます。

下田キャプテンがりんご飴を追求する中で「りんご=青森」という考えに至り、青森県弘前市を訪れリンゴミュージックに取材依頼を行い樋川代表との接点ができるわけですが、ringo-a.meの記事を樋川代表がチェックした際、文才や写真のテイストに惚れ込み、劇団を立ち上げる構想を持っていた樋川代表は下田キャプテンに「演劇の脚本を作成してもらえないか」と打診します。

その後、下田キャプテンは広告代理店の業務が忙しい合間を縫って、夜行バスで弘前に通い詰め、劇団のオーディションやレッスンに参加し、2014年5月に劇団RINGOAMEの旗揚げ公演を成功させます。

▶下田キャプテンが弘前に移住するまでの経緯が詳しく語られてます

この成功をもって、樋川代表や当時のファンからの信頼がぐぐっ。と大きくなったように感じます。

弘前の魅力やリンゴミュージックスクール生のひた向きさに惚れ込んで、尽力してくださった下田キャプテン。きっと、自分のためではなく、誰かのためにめちゃくちゃがんばれる方なんだと思います。(先代FOURsメンバーも、死ぬほど私たちのことを考えてくれると言ってましたしね。)

これまで、事務所代表としてワンマンでリンゴミュージックを運営してきた樋川代表が、りんご娘やアルプスおとめなどの活動における制作・企画を任せたのは下田キャプテンが初めてかと思います。

2.劇団RINGOAMEでリンゴミュージック生の魅力を開花

これまではリンゴミュージック序列トップのりんご娘ばかりフォーカスが当たることが多く、アルプスおとめはバックダンサー扱い、練習生(リーフ)に至ってはイベントに出てくる機会がほぼありませんでした。

そんな中、劇団RINGOAMEは年数や序列関係なく「誰にでも平等にチャンスがある」ため、毎回オーディションで主演などの配役を決定していました。

はるる(後のアルプスおとめ外崎)が主役に抜擢され、半年後にアルプスおとめに昇格、アルプスおとめの7代目リーダーとして2nd Single「ニジイロリンゴ」のリリースアルプスおとめ人気の確立に貢献しました。

また、第4回公演の「サクラと飴の大騒動」では、当時アルプスおとめだった福士(後のJ)葛西(後の彩香)がWキャストで主演を務め、りんご娘昇格のきっかけを掴みます。

今まで、なかなかうかがい知ることのなかったスクール生のキャラクターや魅力が劇団RINGOAMEで爆発し、ここで運命が大きく変わるメンバーがたくさんいたのです。

3.リンゴミュージックの楽曲やMV制作にクリエイティブディレクターとして参画、外の人間だからこそわかる青森の魅力を発信

下田キャプテンは2017年のRingo starリリース後から、クリエイティブディレクターとして楽曲制作の上でのコンセプト設計やMV制作の企画・ロケハン・準備・撮影等に大きく関与します。

楽曲にしろMVにしろ、下田キャプテンが制作するようになってからは青森県民でも気が付かないような青森県の魅力満載の楽曲やハイクオリティーなMVが制作されるようになりました。僕も、「青森ってこんな魅力があるんだ」と再発見させられることが非常に多いです。

それは、下田キャプテンが東京出身の「外から来た人(県外出身者)」だからこそ、青森県が感じる当たり前が他者から見たときの魅力的なものとして捉えられたり、今の日本に減ってしまっている原風景として切り取って作品として昇華できるのだと思います。

また、楽曲やMV制作においてコンセプトを明確にすることで、音楽Pの多田さんやMV監督の平井監督もしっかりしたコンセプトに則って制作できるのだと思います。

4.自分自身や置かれている状況を客観的に見る冷静さと作品作りに妥協することのない情熱を兼ね備えた、企画・制作力

下田キャプテンは、MV制作の処女作である「真っ赤な笑顔」から19th Single「JET GIRL」までは自身で監督・企画・制作等を務めておりました。それが、20th Single「JAWAMEGI NIGHT!!」からは平井侑馬監督へ制作を依頼しています。

何でもすべて自分自身でやろうとするのはクオリティー面でも限界があるということを理解し、よりよい作品作りのために妥協せずプロへ依頼しクオリティーをさらに高めたり、敢えて違う作家にに楽曲制作を依頼(ジョナゴールドソロP楽曲)したりと、クリエイティブディレクターとして熱くなりすぎずにプロジェクトを客観的に見れる方なんだと思います。

また、作品作りのためなら苦労もいとわない方です。三内丸山遺跡で火を焚いたのはもちろんですが、「LOVE & SOLDIER」のMV撮影では警察へ連絡し弘前市土手町を封鎖弘前ねぷたを運行させてMVを撮影するという前例のない撮影を成功させます。

▶LOVE & SOLDIERのMV撮影秘話について語られてます

【参考資料】下田キャプテンとリンゴミュージックの歩み

2013年夏
りんご飴マンが運営するりんご飴の魅力を発信するサイト「ringo-a.me」内のコンテンツ「Beauty × ringo-a.me」の一環でりんご娘・アルプスおとめを撮影。以来、弘前やリンゴミュージックに惚れ込み幾度となく弘前へ通い詰める。

りんご娘★ringo-a.me
http://ringo-a.me/beauty/vol_030.html

Beauty ×  より

2013年12月22日
りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2013(弘前市民文化交流館ホール)にてりんご飴マンが登場し劇団RINGOAMEの旗揚げが発表される。

2014年5月6日 
劇団RINGOAMEの旗揚げ公演「りんご飴売りの少女」(弘前市民文化交流館ホール)を開催。

2014年8月3日
劇団RINGOAME 第2回公演「りんご飴売りの少女~pomme d’amour~」(弘前市民文化交流館ホール)開催。りんご飴マン作詞楽曲「真っ赤な笑顔」が初披露。

2014年12月27日・28日 
りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2014(弘前市民文化交流館ホール)にて「真っ赤な笑顔」のMV公開。監督はりんご飴マン。また、POWER LIVE内では劇団RINGOAME 第3回公演がアルプスおとめ主演により開催される。

2015年4月
りんご飴マン(下田 翼)さん、青森県弘前市に地域おこし協力隊として移住。

2015年5月6日
劇団RINGOAME 第4回公演「サクラと飴の大騒動」(弘前市民文化交流館ホール)を実施、福士と葛西のダブルキャストで主演。

2016年5月8日 
「FUNKY STADIUM × POWER LIVE 2016~夢~」(弘前市民文化交流館ホール)にて、ダンススタジオ FUNKY STADIUMとの コラボで劇団RINGOAME 第5回公演「ローカルダンサーズ 津軽女子高等学校ダンス部」開催。
※FUNKY STADIUMとリンゴミュージック間で関係ができる。既存曲のコレオ変更等、ダンススキルが大幅に向上。愛踊祭2016の優勝に大きく貢献。

2016年9月10日
国民的アニメソングカバーコンテスト「愛踊祭~あいどるまつり~2016」(TOKYO DOME CITY HALL)の全国決勝大会で優勝。

2017年2月1日~2月20日 
16thシングルリリース決定の告知。告知後、弘前と東京でのリリイベ発表、りんご娘渋谷ジャックの告知等、これまでにないプロモーションを展開。

2017年3月29日 
16thシングル「Ringo star」発売。作詞・作曲は多田慎也、編曲は生田真心。ダンスの振り付けはミキティー本物。地元弘前の冬を舞台にしたミュージック・ビデオが公開される。(監督は藤代雄一郎さん、企画・制作にて下田キャプテンが関与)。

2017年4月16日 
RINGO MUSIC presents りんご娘「Ringo star」MV上映会&スペシャルトークショー~映像のチカラで青森の魅力発信~(弘前市民文化交流館ホール)を開催。りんご飴マンが司会進行を行う。

2017年12月23日
弘前中三スペース・アストロにてワンマンライブ「RINGOSTARS」を開催。ここからライブの企画・制作に下田キャプテンが大きく関与し、小野さん含む弘大生チームがサポートに加わる。

2018年9月16日 
代官山LOOPにて東京ワンマンライブ「SHIPMENT LIVE -初めての東京ワンマン-」を開催。下田キャプテンも企画・制作のメインスタッフで参加。

2018年11月27日 
りんご娘への楽曲提供がきっかけで、多田慎也さんが弘前市へ移住する。下田キャプテンとの楽曲制作も、移住への後押しに大きく寄与したか。

2019年3月24日~4月28日 
RINGOMUSUME SHIPMENTLIVE TOUR 2019 ~101回目の桜~ りんご娘史上初のライブツアーを海外含む全5ヶ所で開催。

2020年8月3日
「JAWAMEGI NIGHT」のMV公開、平井侑馬監督と初タッグ。平井監督に対して、MV制作依頼を行ったのは下田キャプテン。

2020年9月12日 
19th ANNIVERSARY LIVE in 渋谷WWWにてRINGOMUSUMEのパフォーマンスが完成。(多田慎也、HIROMI、平井侑馬、下田翼)の四賢者が揃う。

2020年4月26日~9月21日 
RINGOMUSUME 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR 2020 ~りんごの木~ 開催予定だったものの中止となる。(自身最大キャパとなる代官山UNIT・弘前市民会館大ホールを含む、全国20ヶ所を予定していた。)
        
2020年9月23日 
2000年代前半の初期曲を中心にリアレンジ・再録した20th Anniversary 
Album「Cool&Country」をリリース。20年の時を経てデビュー曲「LOVE & SOLDIER」のMV撮影を敢行。MV制作を社長へ打診したのは下田キャプテン。

2022年4月1日
りんご娘元メンバー「ジョナゴールド(2代目)」のソロプロジェクトが始動、下田キャプテンがメインプロデューサーとして関与。


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