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【ライブレポート】りんご娘 ONE-MAN LIVE 『りんご娘です』supported by Right-on

りんご娘 ONE-MAN LIVE 『りんご娘です』supported by Right-on
日時:2023年4月22日(土) 17:00~
   2023年4月29日(土) 12:00~
会場:青森Quarter
   Spotify O-nest

SET LIST

OP. Overture (Extended Ver.)
01. JET GIRL
02. JIGA-JIGA
03. モドコモード

04. 焼きりんご
05. LOVE & SOLDIER
06. なんぼめじゃ!アポーパイ

-弘前城公園での撮り下ろしVTR-
07. 101回目の桜
   ※東京公演は「バスターミナル」へ変更
08. 1625

09. JAWAMEGI NIGHT!!
10. 0と1の世界
11. アメノチヒカリ
12. 桜ダイヤモンド

-あどはだり-
13. SEBADAVA MAINEBION
14. Fly High
15. りんごに恋したマメコバチ

ピンクレディ・スターキングデリシャス・はつ恋ぐりん・金星 体制1周年超満員のワンマンライブ

”ピンクレディ・スターキングデリシャス・はつ恋ぐりん・金星”体制となり1周年を迎えた2023年4月、25th Single「桜ダイヤモンド」を引っさげて行われた「りんご娘 ONE-MAN LIVE 『りんご娘です』supported by Right-on」。YouTubeの配信動画「りんご娘 Right-on! HAPPY」でもコラボしていたRight-onの協賛による開催となりました。

本メンバーでは2022年8月11日に弘前市・岩木文化センターあそべーるにて行われた「RINGO MUSIC W ONE-MAN LIVE -Apple day-」以来2回目となったワンマンライブ。前回は新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じた上で半分のキャパである約250名での開催となりましたが、直前にあった豪雨の影響もありチケットを完売することができず悔しさも滲ませたライブとなりました。約8ヶ月ぶりのワンマンとなった今回は青森・東京の2公演となり各公演200名強のチケットが即完売1年での成長を集客でも見せる結果となりfarmerの期待値の髙さが伺える待望のワンマンライブとなりました。

「りんご娘です」と宣言するにふさわしいセットリストとライブ構成

MCでも「自分たちのやりたいことを決めていい」とセットリストを自分たちで組み立てライブを構成したことを明かしたように、メンバー4人のアイデアや魅せたいパフォーマンスが存分に詰め込まれた内容になった本公演。青森Quarterにフルキャパで収容し、かつ声出し解禁後初のワンマンであったため開演前から熱気に包まれていた会場。

開演時間の17時ちょうどにBGMが消え、Apple day以降使われている彼女たちを象徴する「Overture」からスタートしたライブ。いつものタイミングでステージに登場せずに流れ続ける「Overture」のテンポがだんだんと速くなっていくExtended Ver.で、会場のヴォルテージがMAXに。青森県弘前市出身のスタイリスト 成田あやのさんが製作したモドコモードのMV衣装で登場した4人はクラップで観客を煽り、先代メンバーもライブの前半で披露することが多かった「JET GIRL」を1曲目に披露。続けざまに「JIGA-JIGA」「モドコモード」とすっかり自分たちのものにした感の強い、アイドルらしくアップテンポなナンバーをドロップし、ド頭から超満員の会場は大熱狂。

ライブタイトル『りんご娘です』に込めた思いを話したMCを挟み、中盤ブロックではりんご娘の歴史を感じさせる楽曲群を披露。ムード歌謡の趣が強い「焼きりんご」では1年の活動で培われたコーラスワークを存分に聴かせ、りんご娘のデビュー曲でサビや間奏での振りや掛け声が楽しい「LOVE & SOLDIER」、オーディエンスも参加しやすい振りが特徴の「なんぼめじゃ!アポーパイ」とバキバキにカッコイイ曲が並ぶセットリストの中で良いアクセントに。また「焼きりんご」「なんぼめじゃ!アポーパイ」のコレオは、FOURs期に楽曲がリアレンジされる以前の振り付けをスターキングデリシャスがアルプスおとめ”須藤”時代にアレンジしたVer.をさらにブラッシュアップした形へ。

4人が一旦捌けスクリーンが降り流れたのは、満開の弘前城公園のソメイヨシノの下で撮り下ろした映像とさくらまつりについて語る4人のインタビュー。映像の雰囲気からもアノ曲を披露するのではないかという期待を胸に膨らませていたオーディエンスの前に、桜ダイヤモンドのMVで着用した桜モチーフのドレッシーな衣装に着替えて登場した4人。流れたイントロは、この4人で初披露となった「101回目の桜」。異例の早咲きでソメイヨシノの見頃は過ぎてしまったものの時期的にもピッタリで、オーディエンスのペンライドがピンク色一色となり会場には満開の桜の景色が広がりました。先代の時代に初の全国ツアーとなった「RINGOMUSUME SHIPMENT LIVE TOUR 2019 〜101回目の桜〜」やラストライブとなった「RINGOMUSUME ONE-MAN LIVE 2022 “FOURs”」でも印象的な場面で使われた名曲の復活に、多くのfarmerの涙を誘いました

名曲復活の余韻に浸るまもなくエモさ全開の「1625」を披露し、MCでは現体制での「101回目の桜」の初披露と弘前城公園の桜について触れ、ライブの勝負曲として定番となった「JAWAMEGI NIGHT!!」で後半戦ブロックへ突入。「RINGO MUSIC POWER LIVE 2022 ”UPDATES!”」での初披露からさらにダンスの精度の増した「0と1の世界」、こちらも終盤の鉄板曲で一面がツアータオルいっぱいになった「アメノチヒカリ」、そしてライブ用にイントロが追加された、最新シングルとなる決意の桜ソング「桜ダイヤモンド」で締め、テンションMAXのfarmerによるアンコールの”あどはだり”コール。

程なくして流れたイントロは、歌詞に津軽弁が盛り込まれたロックナンバー「SEBADAVA MAINEBION」。発狂にも近い喜びを爆発させたfarmerの前に現れたのは、ギュウ農フェス以来のヤッケに身を包んだりんご娘の4人。”A O MO RI Prefecture!!"や”せばだばまいねびょん!”のコール&レスポンスや、ジャンプでオーディエンスをぶち上げた後、立て続けに披露した「Fly High」で更にジャンプさせるという狂気のセットリスト。実はこの流れ、2019年4月28日に同会場で行われた「RINGOMUSUME SHIPMENT LIVE TOUR 2019 〜101回目の桜〜」最終公演でも同じ演出とセットリストで披露しており、「101回目の桜」と共に以前からりんご娘を応援しているファンにとっても歴史を感じさせる一場面となりました。

最後のMCではりんご娘として活動してきた1年間を振り返り、4人それぞれがfarmerへ感謝を述べ、ラストナンバーとして”ピンクレディ・スターキングデリシャス・はつ恋ぐりん・金星”体制のはじまりの曲「りんごに恋したマメコバチ」でフィニッシュ。

偉大なる功績を残した先代のメンバーから引き継いだばかりの1年前は、自身をもって言えていなかったかもしれない「りんご娘です」の台詞。1年後、会場を埋め尽くすたくさんのfarmerに見守られながら、ライブ最後に自信に満ち溢れた表情でもう一度「私たちが『りんご娘です』」と宣言し、大興奮のワンマンライブの幕は閉じました。

りんご娘2023年の快進撃を予感させた、初の東京ワンマン

2023年4月29日に東京都・渋谷区にあるライブハウスSpotify O-nestにて開催された「りんご娘 ONE-MAN LIVE 『りんご娘です』supported by Right-on」東京公演。”ピンクレディ・スターキングデリシャス・はつ恋ぐりん・金星”体制としては初の東京ワンマンとなった本公演は、チケット開始直後にSOLD OUT。全国各地のfarmerのみならず、ご当地アイドルファンの注目度も非常に高いワンマンライブとなりました。

ライブ中盤の弘前城公園での撮り下ろしVTRの場面で、金星のインタビュー内容が青森公演と異なり弘前バスターミナルがフィーチャーされた映像へ変更。そして、流れたイントロはりんご娘ファンからの人気が非常に高い春の名曲「バスターミナル」。2002年4月にリリースされて以来、歴代メンバーが20年以上歌い繋いできた楽曲で、コレオも”とき・王林”時代に作られた振り付けに戻り歴代メンバーの姿も重ね合わせるような素晴らしいパフォーマンスとなりました。

さらに、東京公演のあどはだりではメンバーの金星から2023年8月11日に弘前文化センター、8月20日に代官山UNITでワンマンライブを行うことが発表されました。代官山UNITはRINGOMUSUME(りんご娘)がコロナ禍で中止となってしまった”RINGOMUSUME 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR 2020 〜りんごの木〜” 東京公演の会場として予定されていたステージで、首都圏でのりんご娘史上最大キャパでのライブとなる予定でした。先代メンバーが叶えられなかった夢をりんご娘として挑戦していく、りんご娘というグループが未だ見たことのない景色へ向けたこれからの快進撃を予感させた瞬間でした。

「りんご娘 ONE-MAN LIVE 『りんご娘です』supported by Right-on」ライブ終盤のMCでも「りんご娘は23年の歴史があり、これからも40年、50年…100年と続くグループの歴史に名を残すメンバーになりたい」と話したように今のりんご娘を魅せるのはもちろん、りんご娘の歴史をぎゅっと凝縮した素晴らしいワンマンライブとなりました。


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