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元技術者の記憶

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記事一覧

山を思い出す

山を思い出す

がさがさ、ごそごそ。草を踏む音が聞こえてくる。

だれかがこの道を上がってきたのだろうかと、道を開くために持っていたナタを腰に戻し、石を採るためのハンマーを握りなおす。音のする方をじっと見る。しばらく待つ。

けれど、何もでて来ない。

また風の音か、小さな動物でも動いたのか。けものの匂いはしてこないから、いたとしてもネズミの大きさ。それにしては、音が大きかったな、と思い出して、考えるのをやめる。

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塗り絵が楽しい、って思い出した

色鉛筆とカラーペンで、ちくちくと塗り絵しました。

わたしが塗った! 楽しかった!!

提出しなくてよくて、好きなように塗っていい塗り絵って、たのしい!

/*下絵はKoji ( コジ ) さんがかかれたもの。全部で5点の下絵がnoteからダウンロードできる(わたしが塗ったのは塗り絵2.jpg)*/

塗り絵をするなんて、ほんとうに、久しぶり。しかも、絵を塗るのが楽しいなんて、忘れてた。



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繁忙期に入る前に

繁忙期に入る前に

繁忙期が佳境になる前に。先輩(わたし)が置いていったツールの動作確認をしてほしい、と後輩から依頼をうけた。昔の勤務先近くにあった居酒屋で、一番高い刺身の盛り合わせと、日本酒1合を飲ませる約束で、ツールを送ってもらった。

ほんとうに、これ。私の作ったツールだろうか。

コードを開いてみると、ところどころに自分の残したメモ(コメントアウト)の跡が残っている。最後の方に日付をこっそり仕込んであるあたり

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地球で生きている、人

地球で生きている、人

東京から出張先に出たとき、いつもと違う場所に居るなと実感するのは、帰宅するくらいな夕焼けの時と朝に目が覚めた時だ。

おひさまの高さが違う。夕暮れの時間も朝が始まる時間も違う。

今回の出張は、京都。東京に比べると朝のはじまりが少し遅い。いつもの明るさで目覚めても、時計の示す時刻は20~30分ほど遅い。街の中で暮らしていても、外の環境にあわせて日常のリズムが身体にためられてある。

人の身体は、あ

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大きな台風がやってくる。

とっても大きな台風が来ているから、用意を怠らないようにと、この数日、テレビやSNSで話題になっている。そのお陰か、関東近郊に住む友人たちもそれぞれに、水や食べ物を用意して、数日はなんとかできる工夫を用意している。私も食べものや飲料水のストックを確認した。

忘れがちになるのが、携帯などを充電するためのバッテリー。最近は家庭でも電池が必要になる場面が多いから、電池の残量が十分にあることを確認しておく

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建設と建築の違い。
建設はconstruction。普請、共に築く。人の暮らしをとりまくものを築く。
建築はArchitecture。建設の中でも、特に人が内で暮らすものについて築く。
...という説明で伝わるといいな。と思う我は元建設技術者(家の設計はできません)。

災害のおきた地域との連絡方法を迷う

災害のおきた地域との連絡方法を迷う

大きな台風が通ったあとに、大きめの地震が北海道でおこりました。被害にあわれた地域の皆様、またその方々の身近な関係にいらっしゃる皆様にも心よりお見舞い申し上げます。
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<連絡方法 まとめ>現状では、被害地域の外にいるわたしから、災害の起きた地域との連絡はしないこととしています。ひたすら、相手からの連絡、発信を待っています。それは、ほんとうに必要とされる緊急時の通信に割り込むことを避けるた

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