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自分なりにたのしく、ゆるりとつきあう

大きな青い鳥たちに取り囲まれて、どの子から餌をやろうかと考えている。鳥たちには「順番にあげるから、待っててね」と声をかける。私の手には大きな1升瓶。中には米粒サイズの白い塊がたくさん入っていて、ところどころから数字やアルファベットのミニチュアがのぞいている。

大きな青い鳥たちは、しあわせを運ぶ鳥。誰かと誰かをゆるく結んで、思いを届けることを習性にしている。その習性からか、私の飼っている鳥さん以外の鳥が、餌待ちをしているなかに数羽、混じっているようだ。

どうしてこんなにたくさん、よその鳥さんが私のところで餌を食べようとするのだろう。もっと、たくさんの鳥を飼っている人のところへいけば、おいしい餌もたべられる。運べる餌も増えるだろうに。

タデクウムシモ、スキズキ。突然、一羽の鳥さんが鳴いた。
蓼(たで)食う虫も好き好き。

鳥さん達にも、それぞれのお好みな餌があるのか。だったら、うちでおいしく餌を食べて行ってね。

少し変わった羽の色をした鳥さんが、一羽、私の頭をつつきはじめる。頭は、もじゃもじゃとばねのような部品が飛び出る。これは私の修理も必要になって来たな。

……というところで、目が覚めた。

夢のなかの青い鳥は、あの水色がかったアイコンと同じ色。ツイッターを飼いならそうとしていたのか。私はよほど、ツイッターを気にしているようだ。

友人と連絡を取るために作ったアカウントと、実に6年ぶりくらいに再会した。当時の友人たちとはLINEやFaceBookで連絡を取るようになり、放置していたアカウントだった。

また、そのアカウントをはじめてみるかと、ぼつぼつつぶやきはじめたが、どうにも緊張する。今の私は、そこにいた私とは違う場所を走ってるように思って、少しずつ緊張が高まってきていた。

タデクウムシモ、スキズキ(蓼食う虫も好き好き)。

つぶやきの好みも、人それぞれ。自分なりに楽しくやっていれば、それでいい。もっと、ゆるりとつきあってけば、それでいいのね。

青い鳥さん、また帰っておいで。餌はあげるから。
だから、いろんな人の所へ遊びに行って、なかよしさんを見つけておいで。私もなかよしさんを増やしてみる。楽しくすごすためのおもちゃだものね、もっと気楽につぶやいてるわ。

遠くまで、多くの人のところに遊びに行ったら、青い鳥さんは何を見たか話してくれるかな。しあわせも運んでるらしいから、私からも誰かにしあわせを届けてもらおう。

夢の中のことなのに、妙に現実的で。朝からひとしごとしたような心地。

今日も、張り切っていこう。
今日は、週末だ。

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