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人のもつストーリーを見せてもらう

他の人が感じたり、考えたり、悩んだりすることを聞かせてもらう機会が多い。友人や知人として向き合って言うことがほとんどだろうけれど、まるで新しく出会った本を読んでいるように感じるときがある。

本の中でストーリーはすでに決まっていて、本を読み進むにつれて読者に明かされていく。それと同じように、悩みなどを話してくれる人のなかでは既に行く末が見えている。それでも、感じていることが強すぎたり迷いが増えたり、悩んだりするとき、だれかにその重さを話したくなることがある。話してみることで、その人の持つストーリーや心の重さをわけあえたなら、心軽くあるいていける。

その人の持つストーリーの行く末に読者は介入できない。それでも、読者のような目線でストーリーを眺めるからみえるものはある。だから、一言。外から聞こえてきた言葉が、迷いなどを抜け出すきっかけになる。

迷いなどの渦中にいるその人自身はそのことを見ることができなくなっていて、迷う。だから、読者のような目線で、その人のストーリーを垣間見るだれかがいれば、迷う人も心かるくいられる。既に決めてることがあっても、迷っているように見えたとしても。その人自身の奥底では、どうしたいのかは決められてあるから、心かるくなれば、また自分で歩いていける。

ストーリーを垣間見せてもらい、迷いがはれたり心かるくなるようすをみせてもらえる。心の一部を見せてもらえることがうれしい。

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