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「自分のアバターを手に入れた!」「VTuberやるの?w」の弊害

「やらんけどw」

その弊害とは、見た目のギャップに悩んでいるだけの人が「悩みを解決するために配信を行わなければならない」と思い込んでしまうということです。

「自分の見た目を好きにする」だけが叶えばいい人が、苦手な「カメラに向かってスピーチする/動画を作る」まで背負わなければならないという義務感から、後者を理由に前者をあきらめるのは、「全人類アバター所持推進派」としては由々しき事態です。

そもそも、これは何度かツイートしていますが、私は2016年にFaceRigとLIVE2DとVoiceChangerを使用して「バ美肉youtuber」を始めようとしたのですが、「話が絶望的に面白くない」という残酷な理由から断念しています。向き不向きってあるよね。

今は話が面白くなくても人前に立っていい「DJ」という水を得て元気にVRChatを泳ぎ回っています。

原因

現実からはVTuberしか見えない。ということにつきます。

知らないのはないのと同じといいますが、youtubeを見ているだけだとVRChatで何が行われているかなんて到底想像つきませんよね。そもそも「VRチャット?何?」という話ですし。

「戦場カメラマン」のように、「メタバースジャーナリスト」のような活動が有名になれば、「そういう世界があるんだ、」と気づく人が多くなると思います。実際、有名VTuber(ねこます、ミライアカリ、おめがシスターズ、)がVRChat動画を上げれば「VRチャット気になるかも」というツイートが多くなります(未検証、普段から「VRチャット」で検索している肌感覚として)。

あと、私もミライアカリちゃんを追いかけてVRChatを始めた一人ですし。

原因その2

名前がついていない。「Virtual Being」?とかがいいんですかね。
なじみがないですけど。誰か名前つけてくれ!

余談

本当はなりたいもの、やりたいことがあるのに「知らないのでなれる/やれると思ってない」というのは、子供がなりたい職業「学校の先生」と同じです。学校の先生を本当に尊敬していて、自分もそうなりたいという方には失礼ですが、「○○しか知っている大人がいないので○○になりたいです!」はインドのレンガ造りのやつもそうですよね。

対策

原因があれば対策をしたくなりますが、「アバターを得る敷居を低くする」「配信以外の活動をできるようにする」「それらを有名VTuberによって宣伝させる」の3点ですね。

「ユメグラじゃん!」って思ったんですけど、カラー(旧:いちから)さんには腕のいいマーケティング担当者がいるみたいですね。

ユメノグラフィアはキャスト対ゲストの真横ではない関係性ができますが、VRChatでは一般人対一般人のいわゆる友人関係がメインですので、
金持ってて自分の見た目が気に入らない奴はすぐにVRChat始めろ!以上!

ここまで読んでくれてありがとう。一緒にVRChatでお話ししましょう。

画像はこちらから。

2021/9/22追記

2年前の時点でイレギュラーケースとしてですが(VTuberの始め方の記事なので、当然イレギュラー)、下記の記事で同じ内容の文章がありました。

配信者としてコンテンツを提供していきたいわけではないが、色々なキャラクターアバターをまとって、別の何かになってコミュニケーションがとりたい際には、そこそこのPCを用意して「VRChat」に手を出すとおそらくそれでOKとなる。デスクトップモードであればそこそこのPCでもがんばれるし、グラボつよつよPCとVR HMD一式を調達する資金・環境があるのであれば、VRモードはまた格別だ。


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