性の商品化についての雑感

公共プールに行くぐらいなら、ホテルのプールにいくから、ほんと個人的には、もうどうでもいいけど。

自分の考えを一応整理しておく。これはまさしく本音なので、他者の気持ちには一切寄り添いません。

まず、県営とか府営プールで具体的な違反例を元に女性の有料水着撮影会苦情寄せられた時点で、私に管理権限があるなら、「今の御時世は、女性の性的コンテンツを男が買うという行為に対しての社会的評価が昔と違うからひとまずやめて様子を見よう」で終わり

私にとって、県営プール等での有料水着撮影会についての率直な感想は、電車の中で袋とじ広げて見てる中年男性を、どう思うか、みたいな話。あるいは女性社員も弁当食べてる職場の休憩時間に、誰かが隣でノートPC開いて、グラビアアイドルのサイトをチェックしていたら、「正直きもい」と、自分は思う。 

俺男だけど「キモい」と思う。売る方がどうとかじゃなく、その行為は何か人前でやられるとキモい。そういうの、人前でやるなよと自分は思う。そういうのに、公共の施設は関わらないほうがいいと思う。

たとえば、グラビア写真や、女性の水着姿をメインとした写真公共施設にデカデカと貼られていたら、ちょっとな、、と思う。

あっそうだわ。公共プールで、保護犬や保護猫の撮影会とかやればよかったんだよ。本当に、たぶん、誰も文句言わないから。もちろん、衛生的にどうかとかまで考えないでいってるけど。コンテンツとして動物の有料撮影会は性的コンテンツでないというのは、アホでもわかるもんね。

大体、どこまでやれば法的に猥雑かとか、自治体がいちいち確認する労力割くのが勿体ないし、どうせアホはいるんだから、いずれまた誰かが違反するでしょ。 そうなったら自主的に努力しようとか、また言うと思うけど、個人個人で努力しようとか言っても業界としての組織なんて作ってないでしょ? どうせほとぼりさめたら、また戻ってるし、また繰り返すと思う。

だったら、自分なら公的な設備で問題が起こる(可能性が高い)イベントではなく、他の使い方をしてほしいと思う

それにしても、女性の水着撮影会は性的コンテンツの売買ではない、性の商品化ではないと、まだ言ってる消費する側の性の人たちは、そもそも異性の水着の写真を見ても、何ら性的反応がない人なんだろうか。そりゃま、たしかに、自分のゾーン外のルックスや、好みでない水着姿なんか、誰も見たくないけどさ。

それって、個人的な性的コンテンツに対する評価でしかないわけで。コンテンツとしては性的コンテンツに決まってる

撮影する人は、当然、「うん、かわいいね! 素敵だよぉおお!!似合ってるねぇえええええ」と、声にしなくてもリビドー感じながら、シャッター切ると思ってたけど。

あ、もちろんプロのグラビア写真家とかは、もうそんなの通り越してると思うけどね。モデルとの関係以前に、撮影はお仕事だから。でも、それを誰に売ってるのかってことだね。実際そのコンテンツを消費する方はたぶん1000回考えても、結論は同じだけど、「性的コンテンツ」と評価して、消費するわけ。もちろん、「やばい、、興奮してきた、、」とか、「ふーん、、どれどれ、、ふーん、、そんなにだな、、」とか、その時の興奮具合は違うだろうけどさ。

コスプレ写真であれ、水着を着た女性の写真であれ、アート(芸術)とポルノ(猥雑な物)の違いはあると思うけど、あくまでそれは個々の価値観だから。

大枠で、グラビア雑誌の水着写真だろうが、個人間で売買されたものであろうが、少なくとも女性の性的コンテンツとして、ほとんどの男性顧客は水着姿の女性の写真を購入、消費してるわけ。そう、売ってるので買ったんだ。どうぞ見てください! というので、見たわけ。

もしも本当にアートだとしても、ゾーニングの必要なアートがあると自分は思っている。

同業者同士の、○○ちゃんが今度撮影会やってるの、見に行く! なんてのは、出演者の控室に、カーテンコールの後で、見終わった関係者が花束持っていくみたいなもんだからね。その人達の応援する気持ちとは、別に、公共の意見はある

あと、この手の話題を共産党が悪い! といいたいだけの人達は、一連の経緯を知れば、共産党は、あとから乗ったに過ぎないというのは、分かってるんだと思う。共産党だからではなくて、本来問題になっていたものが顕在化しただけで、共産党はそんな時「常にいいかっこうをしたがる。むしろ女性を守ったつもりで、張り切っただけ」といっても、理解できないのだろう。

それをしのぎとか言うなら、カウンターパートとしての、保守系政党の党員の方々や、政治家、、そして様々なSNSや動画でこれに付いて意見を発信してる全ての人たちは、全員しのぎビジネスやってるってことだよ。どっちもクソのようにくだらんビジネスだな。もしくは、イデオロギー宗教だね。

倫理やゾーニング、公共に対する個人の考え方が、共産党って書けば何か変わると思ってるの? ホント、俺はそういうのついてけないよ。

もちろん、これが私という個人の、公共施設の使い方への意見であって、人によって違うのは当然だと思うけど。水着撮影会は、性の商品化であることは間違いない。と自分は確信してる。

あとはそれを公共施設で可とするかどうか、個人的にはそこだけの話。 

性が商品化される時に、そのゾーニングをどうするかという話であって、性の商品化の善悪ではない公共的な物と考えるかどうかの判断と、性の商品化が許容されるべきかどうかは、直接的に関係ないんだよ。

もし共産党や女性の権利団体の人が「女性の性の売買」だと言って反対していようが、自分とは関係がない。自分は女性であれ男性であれ、性の売買を悪だとは思わない(SEXという行為も含めて)が、公共の施設で認可すべきビジネスじゃないと思っているわけです。

追記
元々の記事にコメントされたんだけど、Noteで何か書いたら、なんでそれが、他の意見を言う権利を否定しているとか思うわけ? ありえんでしょ。

一方で、どれだけ考えても公共の建造物に性的コンテンツのビジネスを持ち込みたがる人への自分の感想は変わらないから。やっぱりダメな大人たちだよ。

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