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菩薩カタレプシーv2

催眠術の花形といえば「握った手が開かない」などに代表される禁止暗示ですよね。

カタレプシーは催眠導入の初手によく使われる筋肉の硬直を引き起こす現象ですが、自分の身体の動きが不動にされるインパクトはとても大きく、その後の催眠誘導に大きな影響を与えます。

しかし失敗が明確なってしまうため、禁止暗示は慎重になる必要があります、少しでも成功率が高い手法だったり、色々なバリエーションを持っておいた方が良いでしょう。

そこで今までと違う新しいカタレプシー(禁止暗示)を考えました。

🌟概要

脱力した手を「菩薩の握り」の形にしてもらい、中指と薬指を1つの塊とイメージさせます。その2本の指先を手のひらに付けてもらいますが、その指が上がらなります。

菩薩の握りから、中指と薬指が上がらなくなる

🌟特徴

▪️現象にインパクトがある

僕が知る限り最も驚かれている手法です。
頑張っても上がらないほど強烈に現象が出るという方も多いです。

▪️手順が簡単

催眠術師ではない女性に菩薩カタレプシーv2をかけたところ

「見よう見まねで弟にかけたら成功しました!」

と報告をくれました、見よう見まねで成功するほど簡単なんだと思いました。
このnoteでは、もっと現象が出やすくなるようなノウハウを解説します。

▪️手順の構成上、忖度が発生しにくい

よく催眠の感想を聞くと「催眠にかかった気がするけど、術者の望む行動をした気もする」という、忖度をしたというか、協力した感覚があり納得感に欠けているという感想が多くあります。
菩薩カタレプシーv2は事前に暗示(示唆)なしに現象が出るため、そういう方にはメチャクチャ驚きます。

▪️手の構造上、反応が出にくい人もいる

残念ながら100%は成功しません
頑張って指が上がってしまう人もいますし、全く何も現象が起こらない人もいます。
そこら辺のリカバリも含めて解説していきます。

🌟手順

これから手順を説明します、もし可能なら読みながら指を同じように動かしてみてください。もしかしたら現象が出るかもしれません。

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