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2019/06/22 土曜日 海外出張4日目(ハノイ)

日記、147日目。

本日は自由日。ハノイの街を堪能することにした。
しかしながら外は40度の灼熱。地元の人もは日中は外に出ることはクレイジーであると言われる始末。とはいいつつも、せっかくの機会を逃したくもないので、朝から晩まで汗を垂れ流しながら、楽しむことにした。

■灼熱のハノイ

■ブランチ
Nhà Hàng Món Huế
75 Tràng Thi, Hàng Bông, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム
https://maps.app.goo.gl/SK2119oXaiGSGce99

暑すぎて品もなく上着を脱ぐ。日差しが強い東京の暑さと比べて、ハノイの暑さはまさにサウナのような蒸し暑さだ。これが、本場の亜熱帯性の温帯夏雨気候。

■旧市街(昼)
暑さのせいか人はまばら。観光客が中心。

ハノイ旧市街
https://vietnam.navi.com/miru/282/

11世紀から19世紀まで、北部ベトナムの首都はタンロンという名前でした。ハノイはその後の名称です。そのタンロンの中心区は、現在ホーチミン廟がある周辺で、リータイトーをはじめとする歴代皇帝が居城していたタンロン城でした。今回紹介する旧市街は、その時代に一大商業区だったエリア。現在は世界遺産には指定されていませんが、ベトナム政府が管轄する指定遺産となっているため。建て替えなどが行われずに、古き良き町並みをいまに保っています

■ハノイ大教会
旧市街内になるハノイ大教会で記念撮影。

背の高い二つの尖塔は、ホーチミンの聖母マリア教会と同じ建築技法。これは「ネオ・ゴシック建築」と呼ばれる18世紀に欧米で流行った建築様式で、特徴となるのが突き出た尖塔です。本場のフランスやドイツ、イタリアなどでは、カトリック教徒の一般家庭にも普及した建築です。当初このハノイ大教会の敷地は仏教寺院の跡地でした。1886年にハノイ市内で最大規模の大きなカトリック教会として建立され、現在の姿に至ったのは1900年のこと。つまり100年以上前に建てられた歴史的建造物といえます。
外観を眺めていると、フランス統治時代の19世紀から20世紀の時代にさかのぼった気分にとらわれます。ハノイ大教会が建てられた1900年といえば、清仏戦争にフランスが勝利して、完全に北部と中部がフランスの支配下になって間もないころです。おそらくフランス人はベトナムに駐在するフランス人のために、そして、ベトナム人にカトリック教を布教するために町の中心に作ったのでしょう。

■文廟
ハノイに建立されている学問の神様。
https://vietnam.navi.com/miru/73/

ベトナムで最も古い大学が置かれていた「文廟」。文廟とは孔子廟の違う呼び方で、ハノイの文廟は1070年に建立されました。その後、1076年には国内初の大学・国子監が敷地内におかれ、王族・貴族の子弟や官僚が学んでいましたが、これにより、学問にご利益のある場所として、観光客だけでなく多くのベトナム人が訪れています。

■文廟の近くのカフェ
ウォータメロンスムージーうまうま。100円くらい。

■鎮国寺
西湖の上に佇む鎮国寺へ。

鎮国寺 Chùa Trấn Quốc
~ ハノイ市最古(6世紀)の仏教寺院 ~
http://hanoirekishi.web.fc2.com/chinkokuji.html

この寺は、ハノイ市最古の仏教寺院といわれています。現在はホータイ(西湖)の東側、タインニエン通り沿いのキムグー(金魚)島にあります。もともとは6世紀リー・ナムデー(李南帝)の時代、紅河のほとりのイエンホア村(現在のイエンフー通りあたり)に建立され、カイクオック(開国)寺と名付けられました。1440年、後レー(黎)朝の第2代皇帝レー・タイトン(黎太宗)の時代に、アンクオック(安国)寺と改名されます。

1616年(後レー朝後期)、紅河の土手が崩れてきたため、村人たちが現在の場所に移しました。この島は以前、リー(李)朝時代(1010~1225)には王族の避暑地として使われ、翠華宮という離宮がありました。1620年頃に村人が堤防(コーグー堰)を築いた際に、堤防より寺に渡る道も作られました。この堤防が今のタインニエン通りになっています。1639年当時、実権を握っていたチン(鄭)氏の命によって、寺の増築が行われ、門・回廊などが付け加えられて、現在の規模になりました。その後、後レー朝の第11代皇帝レー・ヒートン(黎煕宗)の時代、寺はチャンクオック(鎮国)寺と改名されました。この時代には中国から曹洞宗が伝わり、この寺は拠点となっていたようです。

■近くのお寺 その1

■近くのお寺 その2
少年少女の拳法スクールが敷地内で行われていた。
時間は17:00。しかし気温はまだ35度。

■ローカルフード
知人の駐在員の方につれられてローカルフード店へ。

Bia Hải Xồm
https://bit.ly/2NQWdrc

うまい。ビールは100円くらい。
ビア ハイ ソム というお店。ベトナムでは薄めの生ビールをビアホイを置いている。お店は市内に何点かチェーンを持つビアホイ屋では有名なお店とのこと。

店員がとても若い。流石、平均年齢が31歳の国だ。

■旧市街(夜)
日中とは全くの別の顔を見せる旧市街。暑さも和らいだこともあり、観光客や地元の人々が街に繰り出している。週末ということもあるせいか、若者が中心した活気が凄まじい。笑い声と店の中からの音楽が街中に響き渡っている。

ベトナムは2018年は過去10年で最高の経済成長を果たしている。
・2018年のGDP成長率は7.1%、過去10年間で最も高い成長
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/01/de14968b26384911.html

ベトナムのGDPは241,272百万US$と、日本の4,971,929百万US$と比較するとままだまだ1/20に過ぎない。しかし笑顔あふれる街、経済が伸びているという人々の自信を直に感じると、この国の将来はきっと明るいような気がしてならない。

ベトナムの経営者は僕にこう話してくれた。
「僕たちはこの時代に生まれて良かった。」


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