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始めての一眼カメラ どう選ぶ⁇

カメラはレンズで選ぶ

今回は結論から先に話そうと思う。
初めてのカメラ選び、レンズ軸で検討してみませんか?
というお話です。


まずは2つの写真を見てほしい。

180mm f2.8
28mm f2.8

とある岬にある鐘を180mmの望遠レンズと28mmの広角レンズで撮影したものである。
わかりやすいように、出来る限り同じようなアングルとなるよう撮影した。

次に同じレンズ、同じ焦点距離で撮影してみよう。

126mm f14
126mm f2.8

1枚目は、f14まで絞り、鐘のシルエットと背景の夕陽、水面も出来る限りピントを合わせることに重きを置き撮影した。一方、2枚目では手前の鐘にピントを合わせ、背景は出来る限りボカすように、f2.8まで絞って撮影した。

同じカメラで撮影しても、レンズの違いによってこれだけ変化するという事をご理解いただけたと思う。

口コミサイトなどで、カメラ選びといえば、
鮮やかなCanon、落ち着いたNikonなどと言われるが、それも間違いじゃない。
紛れもない事実だしメーカー特性はある。

それでも、写真そのものの写り、どんな写真が撮れるかの8割はレンズに依存すると思う。

カメラのレンズは高い

総じて正直カメラのレンズは高い。カメラ本体よりも高いこともざらにある。

もちろん、カメラにもレンズにもいくらでもお金は出せるのであれば、ハイスペック機と純正レンズを何本も揃えれば良い。

それに越したことはないのだが、趣味に費やせる予算もある程度限られる人も多いのではないかと思う。

まずは、初めてカメラを買うのであればレンズから見てほしい。

レンズごとの作例がたくさん共有されている。

その中で、1番ビビッときた写真の焦点距離が何ミリなのか、絞りがfいくつなのか
この2つをメモして欲しい。

その絞りと焦点距離がクリアできるレンズが予算内で買えるカメラを買えば良い。
初めて買うレンズなら、TAMRONやSIGMAなどサードパーティ製のレンズでも良いと思う。
何より1番は自分の撮りたい写真が撮れる焦点距離(望遠域)、絞り(f値)が合致するレンズが買えるかである。

せっかくのカメラ

仮にも、好きな写真が超望遠だったり、f値の低い開放の写真だったとしたら、
あまりにレンズが高額で驚いたと思う。

例えば400mm程度の望遠が好きだったとしよう。
SONY用EマウントのTAMRONレンズで、147,150円(2023/11/23現在)だが、


センサーの小さいAPS-C用のレンズであれば、
APS-C換算で同程度の倍率となる300mmのレンズで79,800円(2023/11/23現在)となる。

理想のレンズに届くのではないだろうか。

もちろん、今後APS-Cのレンズが減っていくかもしれないと言うリスクは考慮する必要はある。
ただ、SONYに限らず予算がクリアできないのであればフルサイズではなく、比較的レンズもカメラも安価なAPS-Cのカメラにするのも選択肢。
ミラーレスのレンズが高ければ、歴史のある一眼レフを選んで中古のレンズを探すも良し。

時々、「本格的に撮影するわけではないので、キットレンズで良い」と言う人がいる。
もちろん納得して購入しているのであれば良いのだが、
結局スマホで良いやとカメラをしまい込んでしまう人を多く見てきた。

キットレンズは、コスパで考えたら非常に良いレンズだが、「一眼はこれだ!」と、とろっとろの背景ボケを期待していたユーザーからしたらきっと物足りないと思う。

レンズ一つでカメラをしまい込んでしまうのは勿体無い。
せっかく買ったカメラ、お気に入りのレンズで撮り続けて欲しい、それが一番の願いである。

スマホで撮れないレンズを買う

最近のスマホの画質は驚くほど向上したと思う。
コンデジが消滅するほどにスマホは進化を遂げた。
ならば、スマホで撮れない写真を撮ろう。

例えば、スマホで撮れない望遠域を撮ってみよう。圧縮効果と背景ボケでこれぞ一眼と思うはず。
f1.2程の絞りの開放レンズでとろっとろの背景ボケ写真を撮ってみよう。
きっとスマホだけでは物足りないと思うはずだ。

スマホで撮れない絵作りができる尖ったレンズほど一眼カメラは面白くなっていく。

最後に

かくして僕自身は写真のプロでもない、カメラを始めてまだ数年である。

僕自身も本格的に始めようと思った時は非常に悩んだ。
その時悩んだことを、忘れない今のうちに綴ろうと思った。

始めてのカメラに何を買うべきか。

一眼カメラデビューをしようと思った時の1番最初の悩みだと思う。
正直良いカメラさえ買えば、良いレンズは後から・・・と僕自身当時思ったのも恥ずかしながら事実。

既にカメラを持っている人であれば、多くは同じメーカーのカメラを買うだろう。
理由は簡単、今持っているレンズをそのまま使うからである。
もちろん、違うメーカーに変える人もいるだろうが、その人達は何か明確な理由を持ってそのカメラを買おうと思っているわけだからそれで良い。

問題なのは、初めてカメラを買う時。
当たり前のことだが、初めて買う以上何のしがらみもない。
選択肢を3つ程度与えられたら選べるかもしれないが、人間選択肢が多ければ多い程悩むし難しい。

だとしたらまず、自分の撮りたい写真から買えるレンズを選び、カメラを決めていく。
それも選択肢の一つだと思うし近道になるかもしれない。

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