【1】#TMFC解説を解説します
初めまして、東京ヴェルディの田村直也です。
これまでtwitterで
#TMFC解説
という一見、わけもわからん解説を続けてきました。
これ、実は最初から
#TMFC解説はあとから解説を入れる事により完成する
事を前提にして投稿しているので、140文字で全てを解説できていません。
そもそも140文字で説明できるほどの語彙力もないので、この
#note
を使う事で解説を完成させていきたいと思います。
#TMFC解説 の一番目に書いたのは【サイド】でした。
僕自身、サイドバックを長い間経験させてもらって、
やはりサイドの選手のクオリティはとても大事だなと思っています。
では、解説していきます。
【1】サイド
サイドに置く選手の特徴で、ある程度チーム、狙いが見える。
ドリブラー(カットイン、縦)、クロッサー、ポゼッションタイプ、高さ、など。
右利きか左利きか、
両サイドに違うタイプを置く場合は尚興味深い。
タイプによってインサイドハーフのサポートの位置も変わる。
#TMFC解説
チームには様々な戦術があり、監督、試合状況、順位、時間帯、などによってサイドに置く選手の特徴は変わってきます。
また、逆に言えば、サイドに置く選手の特徴を見れば、ある程度チームの狙いが見えてきます。
まずは試合開始の状態と設定した場合、
サイドにどのようなタイプの選手を置いているかを見てみましょう。
①ドリブラー(カットイン、縦に抜けるプレー)、
②クロスボールを得意としている、
③ポゼッションに重きを置いてプレーできる、
④高さを武器として逆サイドからのクロスボールに入っていける。
⑤全てをこなせる万能型タイプ
⑥ガチ守備系
⑦元々アタッカータイプがコンバートされたサイドバック
簡単に並べてもこれぐらい種類があります。
試合開始時点で、サイドハーフ、サイドバック、ウィングバックにどのタイプの選手を置いているかで、そのチームの理想とする攻撃の形、または理想とする守備の形が見えてきますよね。
また、それぞれのタイプによる長所と短所を
左右のバランスで補う
戦術ももちろんあります。
そして、もう少し紐解くと、
右サイドハーフに左利きの選手、左サイドハーフに右利きの選手を置いている場合
があります。
この場合、ボールを持った選手は中に入りやすくなるため、サイドバックの選手が、どのように絡んでいくかが非常に重要になります。
外を回るタイミング、おとりとして外をまわって助ける動き、ディフェンスから遠い足にパスを弱く出してフリックを狙う。
など、形は違えど、逆足の特徴を生かすために、彼らにとって良い関わり方をしなくてはなりません。
また、4-3-3システムなどの場合、ウィングの選手の特徴によってインサイドハーフの関わり方も異なってきます。
ハーフスペースをウィングの選手に使わせるためにわざと抜けて行ったり、
出してもう一度もらうタイプの選手の場合は、タイミングよくハーフスペースに入っていきボールを受けリターンすることもあります。
お互いがお互いの特徴を生かすために、まずはお互いの特徴を把握する事。
そして、そのストロングを生かすために、周りの選手がどう関わっていくがが非常に大事になります。
ここで僕自身の話になりますが、タイプでいうと
⑥ガチ守備系というよりは
③ポゼッションタイプと②クロスボールを得意とする
の間のバランス型とでも言っておきます。
今は右のセンターバックに位置することが多く、ビルドアップの部分でチームにいい影響をもたらせることをテーマにする事が多く、クロスボールはウィングバックに任せています。
ロティーナ監督によりポジショナルプレーを勉強させてもらっているので、
攻めている時も常にいい距離感でポジションを取り、
ネガティブトランジションに備えて準備しています。
また、試合状況により、選手交代があります。
点差によって、
何を求められて
ピッチに投入されたのか、選手は監督の指示や判断によってプレーします。
途中交代で入ってきた場合は、点差や状況がわかるので、見ている側もわかりやすいですよね。
このように、サイドの選手の特徴を見ることが、試合全体の流れやバランスを見るのに非常に大事なポイントになってきます。
もちろんセンターラインの選手でも同じことが言えるのですが、よりサイドの方がわかりやすいと思います。
何事にも言えることですが、
全体だけ見るより、何かにスポットを当てて見る方が見やすいことってありますよね。
森を見るより、まずは林や一本の木を見る感覚です。
1回目の
#TMFC解説
はいかがでしたか?
自分のタイミングではありますが、興味を持っていただければまた解説していきたいと思います。
1回目はあっさり塩味、これぐらいにして。
ではまた。
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