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2023年 横浜DeNAベイスターズ総括

 普段野球の話はしませんが、年に1度だけさせて下さい。

 自分は横浜ベイスターズを小学校低学年、2003年シーズンから応援しています。
かれこれ20年ベイスターズを見続けているわけで、そりゃあおじさんになるわけですね。

地獄のTBS時代を知っている身としてはDeNAになってから本当にファンが増えたと実感しますね
昔は神奈川県内でもファン少なかったのでは?

 シーズン前のプロ野球解説陣による下馬評では優勝候補筆頭!みたいな扱いを受けていたベイスターズ
まあこういう予想は良く外れるものです

 ベイスターズの結果は3位
ご存知の通り今シーズンは阪神タイガースが優勝しましたね
おめでとうございます。
そしてCSも2位の広島カープにストレート負け オフシーズンが到来してしまいました。

 これは負け犬の遠吠えになってしまうかもしれませんが、ベイスターズを応援する以上何も信じてはいけません。
ある年は前半戦1位で折り返したのに最下位になっちゃうチームです
遡る事12.3年前はシーズン90敗を何度も見せられたチームです
自分が小学校高学年の時 周りの大人から「ベイスターズは血の入れ替えをして若返りしたから今後強くなる」と言われたのに以後10数年優勝出来てないチームです

 今まで何回も裏切られてきました こんなん応援するほうが間違っています。
ホストに貢ぐ女性の気持ちは分かりませんが似たようなものだと考えています。

というわけで今年もリーグ優勝出来なかったベイスターズ
今年はメジャーリーグから大物投手、バウアーが来たにも関わらず優勝出来ませんでした
今シーズンの良かった点・悪かった点を素人ながら考察していきたいと思います。

※三浦大輔監督の采配についても物申したいですが、これを語るとキリがないので今回は控えておきます。


悪かった点


1. 足を引っ張る投打両キャプテン

 

調子には乗らないでおこう

 今シーズン最大の悪かった点はこれ
見ていて本当に呆れさせる2名でした

 特に投手キャプテン山崎康晃 
バウアー投手の日本デビュー戦を前に
メジャー時代よく行っていた刀のパフォーマンスを煽る球団公X(旧Twitter)アカウントに口出して騒動を起こすと、
・その翌日に同点の場面で登板。満塁弾を浴びて敗戦投手(現地で見ました)
・そこからも低調な投球内容 クローザー剝奪
・一般中継ぎに降格したのに回跨ぎが不可
・結局中継ぎでも結果出せず9月にようやく登録抹消
こんな成績でも年棒3億円が2029年シーズンまで続きます 地獄ですね

 そもそも昨年の成績は多少見れたものの、4年目以降の成績はメジャーで通用するか怪しい内容でした

 プロデビューしてから破竹の勢いで抑えていた山崎康晃が初めて不調になった4年目の時、自分は今まで助けて貰っていたし・・・と文句を言う事はありませんでした。
しかし今やチームの足を引っ張る存在でしかありません。
こんなのと6年契約を結んだチームも狂っています

 そもそも山崎投手自身早い段階でメジャー志向を述べていたのに、
夢より金に目が眩んで残留。
藤浪選手のように自分の夢を追い
良い条件は見込めないかもしれないがメジャーで思う存分野球をやってほしかったですね

 打のキャプテン・佐野恵太もシーズン通して低調
チャンスで打てず どうでもいい時に単打
あまりにも不調な時期にチャンスの場面で代打を送られてしまい
涙していましたが今までの成績じゃね…と思ってしまいます
遂にはシーズン最終盤で骨折により離脱

元々薄い選手層をより薄くしてしまい、結果的にCS1st敗退の結末でした。

*自伝はベテランになってから出そう


2. 勝利の方程式の崩壊


なにこれは・・・

開幕当初想定されていた中継ぎ方程式

7回エスコバー
8回伊勢
9回山崎康

は開幕からエスコバーが大乱闘で方程式から外されてしまい、
次に先ほど申し上げたような体たらくの山崎康晃が外れます。
最後は伊勢まで打ち込まれる姿が目立つようになってしまい

無事中継ぎ方程式は崩壊してしまうのでした・・・


3. 7月.8月の打線不調

 交流戦後の7月チームは貧打に。
まともに期待できるのは牧・宮崎のみの状態
野球というスポーツは点を取らないと勝てません。
7月の月間チーム成績は打率.208 8勝13敗と大きく負け越してしまいます

6月に阪神と競っていたのが嘘のよう
8月以降はそれまで頑張ってた先発陣も打たれるようになってしまい
チーム防御率が悪化

今年の7.8月は今まで野球を見てきた中で1番つまらない時期でした。
暗黒期のベイスターズのほうが得点力はありましたね。

先発が勝てる日は東・バウアー・今永が投げる日のみだった気がする(実際それに近い成績かと)


4. 痛恨のミスが多すぎるチーム

守備固めとは?

野球はミスのスポーツとはよく言いますがそれにしてもミスが多すぎました。それも致命的な。

守備固めに起用された蛯名のポンコツ守備
ランダウンプレーが出来ずにバウアーをキレさせる
数多くの走塁ミス

これでは勝てる試合も勝てませんし投手のリズムも崩れてしまいます。
とにかく選手層が薄いんですよね。
スタメンメンバーが居なくなるとどんぐり選手しかいません。

そしてそのどんぐり選手達は痛恨のミスするとしんどそうな顔だけしていますが、悔しいと思っているならもっと練習してミスを減らしてください。
ミスしたら他で取り返そうとする気持ちがないし結果も出ないのは酷い。


5. バウアーの影に隠れてダメダメだった助っ人外国人の皆さま

探しています

 鳴り物入りで入団したバウアー、そして後述するウェンデルケン以外の外国人選手の成績も物足りなかったですね

18.19年本塁打王のソトはシーズン通して出場したものの昨年以上の低打率
むしろ守備が上達して守りの面での貢献度の方が高かったです

 オースティンは知らない間にまた手術してるし
多村仁志の後継 令和のスペランカーの名をほしいままにして今年もロクに活躍しないまま3億円貰っています

 エスコバーに関しては17年から馬車馬のように投げてくれていたのであまり文句言いたくないですが今年は昨年より一層ダメでしたね。

野手2人のどちらかでも好調時のパフォーマンスを披露してくれれば2位は狙えたかもしれませんね!
アンバギー? 誰ですかそれは


6. (多数派な)ファンの皆様が持つ甘ったれた思想


 ベイスターズ界隈では知らぬ人の居ない、ファミリー関根の「帰れ!」事件の動画です。

負け試合の挨拶時に不甲斐ないプレーを連発していた佐野へ向けて容赦ない野次が。
これに対して関根は「帰れ!」と言い、その後「棘のある言葉から家族を守りたかった」とツイートします
ファミリー関根誕生の瞬間です。

 自分はこの野次を飛ばした方の気持ちのほうがよっぽど分かります。
全力で戦って負けてしまうのは仕方ないにしろ、お金払ってわざわざ現地へ見に来た試合なのに怠慢プレーされたら普通にムカつきますよね。
野次を飛ばした方は「〇ね!」「馬鹿!」等暴言を飛ばしている訳では無いですし、インターネットでネチネチ書き込まれるより面と向かって言ってるだけ100倍マシだと思います。
そんな方に帰れ!と言う関根選手。 そもそも負けてるし言われなくても帰ると思うのですが…? 

 これに対して他の観客の方が「なんでそんな事言うの!」と憤っていますが、悪いことを悪いと言えないファンがここ数年増加したのも良くない要因だと考えています。
誹謗中傷はもちろんダメですが、選手のやる事なす事全て肯定するのは間違っています。

  関根事件が分かりやすい例なので出しましたが、
不甲斐ない結果に対して擁護する意見が近年本当に増えてきました。
ファンの裾野が広がった功罪とも言えますが
「ミスはしょうがない! 批判する奴はクソ!」とか言うファンがこれ以上増えたら未来はありません。


良かった点

1. 先発3本柱の構築

ベイスターズに3本柱が生まれるとは… なお今シーズン限り

 今年1番評価できる点はこちらです

東 《24試合先発 16勝3敗 防御率1.98》
今永  《22試合先発 7勝4敗 防御率2.80》
バウアー 《19試合先発 10勝4敗 防御率2.76》

この3本柱が5~9月は構築できていました

特に近年のベイスターズでは有り得ない程の好成績を収めた東投手や
1年の出場停止期間ブランクを感じさせない 本場のピッチングを披露したバウアー選手が投げる日は圧巻のピッチングが続きましたね
WBC明けなのに試合はちゃんと作っていた今永投手も素晴らしかったです
ベイスターズの先発が3人も通年で投げ続けて勝てているのも驚き


2. 嬉しい誤算 森原&ウェンデルケン投手の活躍

 崩壊した勝利の方程式の代わりに台頭してきた2人。
ウェンデルケンは開幕から黙々と投げて抑え続け、知らぬ間に他の中継ぎが崩れてきたので段々と成り上がってきた印象
四球が少ないのが良いですね。

森原も急造ストッパーという大役をある程度こなし活躍してくれました
最終盤に怪我をしたのは残念ですが、貢献度を考えると文句は言えないでしょう。

この2人以外にも中継ぎでは上茶谷が良かったですね。
昨年まで先発で散々だったのでこちらのほうが向いてるのかな?と思わせてくれました


3. 交流戦優勝

でも最終戦勝てなかったのは痛かった

 交流戦導入されてからとことん勝てなかったベイスターズ
暗黒期のオリックスに5年くらい勝てない時期があった程。
そんなベイスターズもここ数年は戦績が良く、勝率は同率で得失点差での順位決定になりますが奇跡の交流戦優勝を達成。

以後のベイスターズは前述の通りなので今年のベイスターズが楽しめたのはここまででしたね・・・
なんであれ優勝出来た事はとても評価します。


4. 山本裕大の飛躍

 もう何年も捕手が固定できていないベイスターズ
伊藤光は怪我するし、嶺井は好成績を収めた年にFA流出。
球団史を遡ると最後のまともな捕手は相川になってしまいます。

そんな中71試合出場にはなりますが山本裕大が飛躍。
東が先発の際には固定で先発バッテリー
後半戦になると課題の打撃も改善が見られました。
最終盤はソトより期待できましたね
苦手なのはバントだけですかね?

来年は成績を積み増ししてほしい


おわりに


来年は野手陣はセカンド牧・サード宮崎以外の全ポジション空白で考え直すのが1番だと思います。それ以外のポジションは補強ポイントです。

先発投手陣も今永はポスティング濃厚。バウアーも流出濃厚ついでに石田戸柱も流出危機なので考え直す必要がありますね。
来年は育成の年になりそうです。

というか優勝狙うならマジで今年だったんですよなぁ
ベイスターズが数年掛けて行き着いたマスターピースが現在なのしんどすぎます

  …とここまで愚痴が多い割合で語ってきましたが、
それでもベイスターズが大好きなのです
強い言葉も真剣に勝って欲しいから出るものだと考えています。

20年前、応援するチームをベイスターズ以外にしていたら1度はリーグ優勝を経験できています。
人生同様応援するプロ野球チームでもババを引いてしまいました。
かといって鞍替えは最も愚かな行為だと考えているので、他のチームを応援する気は無いですけど。 

人生思い残したことはこれくらいなので、来年しろ(無理)とは言いませんがにいつか必ず優勝してほしい。
日本一とか言わないからリーグ優勝 是非お願いします。本当に。
98年優勝メンバー 波留選手が言った迷言「また38年後に!」の通り2036年までは待つ気でいますが。

 自分がインターネットで人と交流するようになった頃(2011年とか)
パリーグではオリックスが最弱でした。
 不思議とオリックスファンとの交流が多く、表立っては何もしませんが心の中でパリーグではオリックスを応援しています。

 今年の交流戦では京セラドームに赴き当時からのオリックスファンと酒盛りもしましたね。
そんなオリックスも今やパリーグ3連覇 常勝チームの名を欲しいままにしています。
ベイスターズにもそんな時代が来ないかなと 今の自分の儚い夢です