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悪習慣を断ち切るには

言われてみれば当然の話なんですが、、、

良い習慣を身につけたいと考えている人よりも、「今やってる悪い習慣を断ち切りたい」と思ってる人の方が多いんですね。

で、「良い習慣を身につけたい!」という欲求や願いは、今抱えている悪い習慣を断ち切れたうえで初めてじんわり生まれてくるものみたいで。

というような話を、先日クライアントさんとしてたんです。

どうですかね?この話、割とあってそうですかね?

ぼく自身振り返ってみると、確かに昔から「ランニング習慣を身につけたい!」と思っても、「いや、まずはタバコをやめないと続けることもできんじゃろ」などと言い訳して、結局新しい習慣をつけることはありませんでした。

むしろ、20代前半はタバコとか酒とかパチスロといった悪い習慣(依存症とも言えるw)ばかり身についてたんで、そもそも「何か新しいことを始めたい」という感情すら生まれてきませんでした。

でも、20代後半で、いや独立すると決めたときには、タバコ・酒・パチスロというのは全てやめることができました。

当時はガムシャラで、とにかく自分と戦って戦って戦いまくって中毒症状を振り払ったんですが、人間心理や脳科学をある程度学んだ今であれば、悪い習慣をやめれた理由をすこしは論理的に解説できるんじゃないかな?と思います。

じゃあ、どうやってぼくが、タバコ・酒・パチスロという悪習慣を断ったのか?というと、まずはその習慣に手を伸ばしたくなる瞬間を細かく見つけることにしたんです。

『トリガーと行動』という概念なんですが、どんな習慣にせよ人は何かしらのトリガーによって、無意識または欲望的に行動に移すようになります。

例えば、歯磨きであればご飯を食べ終わったらとか、お風呂を上がったらとか。お菓子を食べたくなるのであれば、3時になったのを時計で見てしまったからとか、家の戸棚にお菓子が入ってるのを知ってるからとかになります。

なので、やめたいなぁと思ってる悪い習慣があるのなら、まずはどんな時にその習慣を行なってしまってるのか?を突き止める必要があります。

あ、今思い出したんですが、ぼくはサラリーマン時代、車で通勤していました。で、その時どうしてもコンビニでパンを買って食べてしまうクセがあったんですね。これも結局やめることができたんですが、コンビニを見かけるとついつい入りたくなる衝動に駆られていたので、コンビニが一切ないルートに変更したんです。

1ヶ月くらい続けると、もうコンビニを見かけても「入りたい!」という欲求は出てこなくなりました。

で、このトリガーなんですが、大きく分けて『物理的トリガー』と『感情トリガー』の2種類があります。

物理的トリガーは、何かをやったらついついやってしまいたくなるといったものです。居酒屋に行ったらついつい飲み過ぎてしまうなどとかですね。

感情トリガーというのは、ストレスや喜びをなどといった感情を刺激されたら、ついついやってしまいたくなるといったものです。イライラしたらついチョコレートを食べてしまうといった感じですね。

厄介なのは、感情トリガーです。物理的トリガーは単純でして、そのトリガーを引かないように離れておけばいいだけです。でも感情トリガーはそうはいきません。いつ、いかなる時に感情が触れるかなんてどんな哲学者でも仙人でも、そうやすやすとできるもんじゃありません。

ですが、対処しないと悪習慣を断ち切ることは夢のまた夢。

なので、ぼくが今のところオススメするのは『感情と事実をわけること』なんですね。

マインドフルネスの認知化によって広まりつつある手法なんですが、例えば雨が降ってると気分が落ち込むことがあるじゃないですか。でも、よくよく冷静に考えると、雨が降ってることと、自分の気分が落ち込むことは、全く関係性はありませんよね。

ぼくたちの脳が勝手に、雨=気持ちの低下という意味付けを無意識に行なっているんです。空が暗くなりますし、雨で肌感覚がヒンヤリしますし、通勤時間帯はいつもより混むし、、、で、晴れの日と比べてなんとなくそう判断してしまうんですね。

ですが、意識的に「雨が降ってることと気持ちが落ち込むことは関係ない」と思うことで、感情トリガーを避けることができるようになります。

なので、さっきもあったように、もしイライラしたらチョコレートを食べてしまいたくなるのなら、そもそもイライラするようになった原因があるハズなんです。なのでそのイライラの原因を突き止めて、「あ、〇〇という状況と、自分がイライラすることは全く無関係だった」と意識することで、チョコレートを食べるという悪習慣を防ぐことができるようになります。

ここまで読むと、「うわ、めんどくさいな」と思うかもしれません。

ですが裏を返すと、めんどくさいからこそほとんどの人が悪習慣を断つことができずに悩んでるんだと言い切れます。むしろ「面倒くさい」という感情があるからこそ、人は悪習慣ばかりを身につけてしまうんですよね。

そんな人は、残念ながら救いようがありません。ドンドンマーーイ♪

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。