思考力アップのちょいテク
「あとでじっくり考えます。」
というような言葉をいわれる方がいます。
だいたいは、その場で思考が整ったり、考えがまとまったりしないから、「あとで時間をかけて整理します。」という言い方をされると思うんですね。
で、そのことに対しては、別に悪いことじゃないと判断しています。
なぜなら、思考を整理する作業には得意・不得意が必ずありますし、重要な場面であれば、ズレが生じないようにより慎重になるべきだからです。
たしかに世の中には、『出来る人は素早い判断や、迅速な決断をする傾向がある』というような表現もあります。
まあ、それも間違いじゃないんですが、早い思考ができないとダメ人間の烙印が押されてしまうのか?というと、全くそんなことありませんよね。
なのでぼくは、「あとでじっくり考えること」自体は、特に悪いことじゃないと常に口にしています。
けど、、、
たしかにそうなんですがぁ〜〜〜〜なんですよね。
とは言っても、早く思考を整理できるようになることに越した事はない。というのが、事実だったりするんです。
だって、そうじゃないですか。
しっかり考えようが、素早く考えようが、行き着く結果が同じであれば早いに越した事はないですよね。単純に時間の効率化を図ることができるんで。
時短できた分、他のことに時間を回すことができちゃいます。
じゃあ、どうすれば早く思考をせいりできるようになるのか?って話なんですけど、正直いうとぼくはこれには答えはないと思ってるんです。いや、答えがないというよりは、人によって解決法は全くちがうのほうが正しいかもしれません。
というのも、『思考を整理できない』という問題の原因は、人によってバラッバラに異なるからなんです。
単純に沈思黙考をしてしまうクセがあるかもしれませんし、ありえない視点でトラブルシューティングをしてしまってるのかもしれません。それに、他の付随的知識や情報を入手しないと判断できない性格なのかもしれません。
「思考の整理がつかない」というのは、自分の中にあるモヤモヤや矛盾点などが解消できてない状態といえます。
なので、それらの疑念が払拭されるポイントというのは、人によって大きくちがってくるんですね。
ですが、思考の整理を早くするために、誰もがやっておくべきことってのも存在します。
それは、『感情の言語化』です。
もちろん、出来るだけ詳細に言語化する必要はありません。思考の整理がつかない時ってのは、必ず自分の中で何かしらの感情が生まれています。なので、「なんで感情が出てきてるんだろう」というのを、自分なりに突き止めるだけでいいんです。
例えば、『仕事の生産性をあげる』ためのノウハウを学んだとします。
ですが、いっぺんに情報を受け取ってしまったため、うまく頭の中で整理がつかない状態になりました。
その場合は、「仕事の生産性をあげる方法を聞いたけど、ぼくはどんな感情が生まれてるだろうか?」というのを、まずは自問するんですね。
すると、焦りだとか、高揚感などといった感情があることが見えてきます。ここでは『焦り・ソワソワ』の感情が出てきたとして話を進めたいと思います。
感情が見えると、次に「なぜその感情が生まれてるのか?」を考えます。
すると、「早く頭に叩き込まないと忘れそうだから」だとか、「自分なりの閃きもあったんで、それも覚えておきたいから」だとか、「学んだ内容のなかにちょっと理解できない部分があったから」などといったものが見えてくると思うんです。
となれば、あとはそれらの原因を潰すように、まずは行動すればOKということになります。
そうすると、自然と思考の整理も早く行うことができるようになりますよね!
なので、「頭の中がモヤモヤしてうまく考えがまとまらない」というのであれば、出来る範囲でいいので簡単にまずは、感情の言語化をすることをオススメします。
田辺輝恭
モヤモヤの整理もいいけれど、「そもそも情報が多すぎて何を信じればいいのかわからない」という方は、こちらの記事も合わせて読むことをオススメします。
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