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初心者向けロジカルシンキング(田辺イチオシ)

論理的に語ることが苦手。

自らのことをそのように定義している人が結構多いです。

もちろんぼくも、そのうちの一人でして(コンサルタントを名乗ってるのに!)、根拠や論拠を用いながら体系立てて話をするとなると、前準備をしっかりしておかないと全くもってできません。

なんの前段取りもなく、その場のノリだけで論理的に話をしようとすると、「う〜ん、あれ、よくわかんないや」などといった完膚なきまでの哀れっぷりを発揮すると思うんです。

多分なんですが、こんな感じでいきなり論理的に話すことができる人って、あんまりいないと思うんですよね。

確かに、頭の回転が早くて、急な話にも関わらずいつも抜けなく論理的に語る人ってのもいるっちゃいます。ですが、そういう人たちっての大抵は、いや全員といっても良いかな。日頃から論理的な思考を行い続けていたりするんですよ。

なので急に話を振られても、すでに頭の中に蓄積されている知識バンクから、目の前の話題に合ったものだけを引き出して理解しやすいように咀嚼して提供しているだけなんです。

そうなんです。彼らはただのモンスターなんですよ。

ぼくたちのような一般ピープルにとって、そんな驚異的な頭の回転を発揮して即席で論理的に語るなんてのは、免許取得したばかりなのにF1レースに参加して入賞するのと同じくらい無謀なんです。

なので、論理的に語る前にやるべきことである、論理的思考つまりロジカルシンキングが重要になってくるんです。

その証拠に、書店で並んでいる本だったり、世の中で注目を浴びていることってのは、「論理的に語る」じゃなくて、その前段階である「ロジカルシンキング」の方ですよね。

論理的に語る前に、まずは頭の中で論理的な思考ができるようにクセをつけちゃいましょうぜ!って話なんです。

とはいえ、ですよ。

そのロジカルシンキング。その人気もあいまって「このやり方こそがロジカルシンキングだ!」という主張が乱立している状態になっています。

そして、「ロジカルシンキング」を扱う人ってのは、そのほとんどは自らの経験に基づいてノウハウを提供していますし、「ロジカルシンキング」というテーマを論理的思考で解説していますんで、揺るぎない自信を持ったりしています。

なので、そんな自尊心の高い人が主張するもんですから、エゴとエゴのぶつかり合いになってる状態でもあるんですね。「世の中のロジカルシンキングのほとんどが間違ってる!なぜなら、、、」って感じで(苦笑)

なので、「ロジカルシンキングってなんなのかな〜。ちょっとやってみたいな〜」という初心者の方にとっては、皮肉にも余計に路頭に迷ってしまう元凶となってしまってるんです。

んじゃ、一体どうすりゃいいんじゃいってなるかもしれませんが、そんな人のために!ぼくが最初に取り入れたロジカルシンキングの手法を紹介したいと思うんですね(あふれ出る手前味噌感w)

で、実際にやってみて「おお、こりゃいいじゃん」となれば幸いですし、「やっぱなんかダメじゃのぉ」となれば、別のものにチャレンジいただければ幸いです。

ぼくがロジカルシンキング初心者にオススメする方法は、「根拠を3つ作る」です。

例えば、「英語を話せるようになるべき」という主張をするとします。それだけをそのまま人に話してしまうと、ただの押し付けになってしまいますよね。なので、人に英語を話せるようになる重要性を理解してもらうために、ここからロジカルシンキングをスタートさせます。

『根拠を3つ作る』というやり方は、柱となる根拠をとりあえず3つひねり出してみる。その上で最も重要そうなもの1つだけを採用していくという手法になります。

なので「英語を話せるようになるべき」という主張の場合だと、「すでに世の中はグローバル化されているから」「企業でも英語力を重視しているところが多いから」「英語の方がより濃い情報を入手できるから」という3つを導くことができます。

この3つの根拠は、ぼく自身が抱えている課題と、3C・4P・バリューチェーンなどの観点から、自分なりに導いたものです。つまり、根拠の出し方はその程度で構わないということです。

そして、その3つの中から最も重要そうなものを1つ選びます。今回の場合は「英語の方がより濃い情報を入手できるから」にしておきましょうか。

で、その「英語の方がより濃い情報を入手できるから」というキーラインから、さらに3つ根拠を出していきます。

「英語はビジネスのメッカだから」「日本とは研究費の母数が違うから」「人間の脳の性質は全員同じ。だったら日本語圏より英語圏の方が人口が多いから、英語の方がよりたくさんの人が研究した資料を入手することができる。」

こんな感じでしょうか。

そして、その中からさらに1つ絞って、3つの根拠を出していく、、、そのようにロジカルシンキングを展開していきます。

すると、論理的かつ説得力のあるメッセージが完成するっというわけです!

ぜひ、お試しください。

田辺輝恭

【田辺輝恭のミッション】 「個々の覚醒と偉大なる繁栄」 ”攻めの経営道+守りの保全道” この2つの融合により、小さくとも偉大な起業家・経営者の誕生を 人生をかけて支援することを使命とする。