軽い気持ちが大事故を生むのかもしれない
反省です。猛烈に反省です。
昨日の話なんですが、妻に注意をもらったんですが、ぼくはかなり軽く受け止めていました。
こういう系の話は何度か書いたことがあるんですが、つくづく自分の価値観を前提に行動するのは危険だと感じさせられました。
昨日の朝、子供たちが朝食を食べ終わったんで、ぼくが皿洗いをしてたんですね。
その時、次男の息子がつかうマグカップの、スポンジじゃうまく洗えない部分が汚れてたんで、キッチンハイターに漬けて全体的に洗浄・除菌を行いました。
なんですが、キッチンハイターは人体に有害な塩素系の薬液です。なので洗浄が終わったら、しっかりと流水で薬液を流し落としてたんですね。
と、その時です。妻が「よく周りを見て流してよ!」と声をかけてきたんです。
うちの台所はシンクの横に濡れた食器を立てかけるラックを置いていて、食器を洗ったらすぐ立てかけるようにしていました。
で、ぼくがキッチンハイターを洗い落としている時も、ラックの上には食器が3〜4ヶ並んでたんですが、、、
妻が「キッチンハイターを洗いおとしている時に散る水しぶきが、乾かしている食器にも触れてしまう。霧レベルのものでも確実に付着してるから、ラックで乾かしていた食器も、もう一度洗ってほしい」と言うんです。
ぼくは、正直いって「ちょっと神経質すぎん??」と思いました。
ぼくだってそんなに水しぶきが散るほど強い流量で、洗い流していたわけじゃありません。
周りに散らさないように気を使ったつもりでいます。
ですが、妻も保育園で栄養士をしているのもあって、食器や食材の取り扱いにはプロとして意識を張り巡らせています。
なので、彼女の言い分もわからないことはありませんでした。でも、さっきも言いましたが、ぼくは渋々受け入れたんですね。
なんですが、ぼくはこの後、猛烈に反省することになるんです。
夕方ごろ、妻から「3歳の子を川に溺れさせとるわ〜」と、話しかけられました。
妻からは普段、ぼくがニュースをあまり見ないタイプなんで、ちょくちょく妻が気になるニュースや事件を教えてもらうようにしてるんですね。
で、昨日の夕方、高知県の3歳児が川に溺れた事件のことを教えてもらいました。
なんでも7日の朝、父子で河川の清掃イベントに参加してたみたいなんですが、父親が清掃作業をしている最中に、3歳の子が姿を消したそうなんです。
あわてて消防を呼んで捜索したら、川の底から発見。
病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されたという、なんとも無残な事件です。
2〜3歳は、まだまだ危機管理能力も低く、好奇心もかなり旺盛なんで気持ちより先に体が動くこともある年齢です。
なので、その頃合いの子供を育てる親ならば「目を離してはならない」という危機感が、どうしても身に染み付いてしまいます。
おそらく、3歳児の父親も、心のどこかで注意はしてたんだと思います。
ですが、その時は40人くらいが集まる、やや大きめなイベントでした。なので、もしかしたら「誰かが見てくれるだろう」という気持ちが芽生えてしまったのかもしれません。
いつも仲良くしているご近所さんがたくさん集まってるから、誰かが面倒を見てくれて、誰かと遊んでいるだろう。年の近いお兄ちゃん、お姉ちゃんもきてるし。
そう思ったのかもしれません。
それが真実かどうかはわかりません。ですが、もしそうだとしたら、その価値観を前提に行動してしまったばっかりに取り返しのつかない事態になってしまいました。
朝のキッチンハイターもそうです。
ぼくは正直いって「それくらい大丈夫だろ。大げさな。」とマジで思ってました。
けど、「まさか」は突如として起こるものです。
なので、慣れとか習慣として当たり前になってる部分があるかもしれませんが、その自分の価値観が常に正だと決めつけるのは、かなり危ないこと、、、
ということを、改めて、改めて、改めて、心の底から感じました。
というか、こういう改めを幾度も繰り返すことで、信念として染み込むんだと思いました。
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。