見出し画像

クイズ:寿司屋は何で利益を出しているでしょう?

損して得を取れという言葉がありますが、web広告を見ていると最近はそれがよく目につくようになりました。

例えば、スマホアプリなんかもそうですよね。

誰でも無料で遊べるんだけど、よりお金を払えばより有利に進めることができる。お金を払えば広告を消すことができるなんてのも、完全に損して得を取れのスタイルです。

こういうのってフリーミアムとも言われていますよね。

1ヶ月の無料お試しとか、完全無料で手数料だけいただくとかもフリーミアムの一種で、ぼくも事業として積極的にフリーミアムを取り入れています。

だって、なんだかんだ言って強力ですからね^^;

なので、もし無料で提供する商品・サービスを持っていないなら、ぜひチャレンジしてもらいたいんです。やっぱり『無料』という言葉は何よりも引きつける力を持ってますし、有料商品が待っているとわかっていても目をそらすことが難しくなります。

なんですが、フリーミアムというやり方もあるという話をすると、ある形態でビジネスをしている人のほとんどが「まぁ、言ってることがわかるけど、うちは無理だな」という旨を話します。

どの形態のビジネスをしている人がそういうのかというと、『実店舗を持ってエリアビジネスをしている人』なんですね。

例えば、雑貨屋さんとか飲食店とか、治療院なんかもそうです。

フリーミアムという言葉を聞くと、「無料で提供しちゃうと完全に利益が出ないから運営が厳しくなる」というんです。

確かにその言い分はわかります。どんな商品・サービスにもコストがかかってますし、毎月の固定費を支払う必要もあります。なので、少しでも商品が売れたらそこからしっかり利益を出していきたいものです。

なんですが、そこには1つ欠落した視点があるんです。

それは、世の中には似たような商品があふれかえっている。そして、似たお店もあふれかえっているという点です。

少しでも売れた商品からはしっかりと利益を出していきたいという気持ちはよくわかります。ですが、今の時代はそもそもお客さんにお店の存在に気づいてもらうことすら難しい状態なんです。

しかも、1度や2度きてもらえたからっといって、リピーターになってもらえるというわけでもありません。なので、お客さんに見つかるようにしっかりとアピールするのが必須なんです。

なんですが、「アピールが大切」ということは簡単に言えるんですが、アピールして実際にお客さんを連れてこれるか?というと、正直いうと結構むずかしいんですね。

なぜなら、今の時代を生きている人たちは、いろんな広告にさらされていて、いろんな謳い文句に触れてきました。そして、その謳い文句にたくさんガッカリさせられてきてるんです。

なので、本当だとしても「うまい!」とか「大きな賞を受賞!」とか「資格者のみ在籍」という感じで少々メッセージを強力にした程度じゃあ、あんまり反応が取れなくなってきてるんです。

けど、「無料」は違います。

商売というのはお金が取引の主軸となりますので、その価格バランスを破壊する行為は、やはりどの時代でも人々の興味を引きつけるんです。だから無料、つまりフリーミアムを取り入れてる企業は強いんです。

もちろん、完全無料が難しい業種もあります。例えば、お寿司屋さんとかですね。

何か1〜2品を無料で提供することもできますが、そんなことをしてしまったらブランドが崩壊する可能性があるというデメリットを抱えてしまいます。(特に高級路線の店)

そのような場合、確かに無料は難しいかもしれません。ですが、お寿司は利益を最大限に少なくして、お酒とかサイドメニューでしっかり利益をとっていく。ボトルキープ料金でとっていく、月額会員制で利益を出していくという案を生み出すこともできます。

いや、案というか、実際に儲けが出ているお寿司屋さんのほとんどは、寿司以外のところから利益をあげています。

フリーミアムの考えは「無料商品を作れ」だと思われがちですが、その本質は『損して得をとれ』という単純なものだったりします。

業界で当たり前になっている価格を壊すのはかなり強力です。なんですが、しっかりとセカンドセールス・サードセールスで利益の出る本命商品を売っていかないと、結局痛い目を見てしまいます。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。