「デートできないのは男に安定した収入がないから」?

タイトルのこれをつぶやいたのは男である。でお決まりの「フェミが悪い。男に安定した収入を与えない政治が悪い」が続く。

多くのフェミと名乗る人が同じステータスなら男と同じ賃金を払えと希望していたり、男と同等に稼ぐために頑張っていたりするのだから、「男に払わせるせいで稼ぎのない男がデートできない」というのならフェミのせいじゃなく反対だろうに。もう女のせいにしたいからなんでもいいんだろう。

それはさておき、金払わなくていいし、金が無いなら無くていい。いいから別に一緒にこっちはあえて異性と遊びたくないんだが…

あえて異性の友人と楽しく遊びたい、もしくは異性のツレと対等または女が払ってもつるみたいという女性はもちろん多くいるのだろうが…

同性と遊ぶほうが気楽で楽しいし、それでもあえてわざわざ男性とつるむことを求められるなら、なにかしら特典があるなら行くが、そうでないなら別に進んで行きたいわけじゃない、って思う人も少なくないのでは?

あっちは女とつるむのがだいたい楽しいのかもしらんが(おじさんとかがやたら近づいて来たがるから)
こっちは異性とつるんでも楽しくない。別にしたくない。
その需要はめちゃくちゃ不均衡じゃないか。

そもそも時間をかけてつきあって、根本的に究極的に恋人やら夫婦になったとして、性行為のリスクを背負ってときに出血や苦痛や人生を変えることに身をさらすのはこっちが100%だ。
あっちはほとんど限りなくゼロ。

そんなひどい不公平を少しでも埋めて、それでもいいと踏み切らせるものは「ものすごく好きとか癒やされるとか尊敬してるとかで精神的に幸せになる」か、
「実利的な利益がある」のどっちかになるだろう。

そして経験と見聞上「一緒にいるほうがものすごく精神的に楽しくて幸せな気分になる」精神性を持っている男性は同じ効果をもたらしてくれる女性よりずっと数が少ない。

一歩踏み出した人間関係では、あやしたりあやされたりを交代交代しながらつきあっていくのが必須になるが、女に心のファルスをなでなでされるのはいいが逆はできない人が多いから。

そもそも毎月生理をしてるからだとそれなしで楽しめるからだという
身体差という根本的な差もあるし、性差のリスクもあるし、
よく言われるように「多くの男はうっすら女が好きだが多くの女はうっすら異性が好きじゃない」のが事実だろう。

だからどうしろとはもちろん言わない。諦めよう。
はじめから不均衡だし、必要がなければそこまで異性がいらない女も少なくないんだ。

それに今では、女からちんよし精神ケアや、性的快楽を得るために、そのまえにあれこれいちからのコミュニケーションや同意の段階を踏むのが面倒で、だったら金で買ってすぐにそれだけ得て済ませたほうがいい、風俗やキャバで満足だから素人はいらない、デートやらなんやらいらない、すぐに本番で金で済んだら満足、という本音をぶちまける男もわんさといる。

ここは諦めて、異性と一対一のつきあいがなくても楽しい社会、生き方、それでも持続する社会を考えて楽しんだほうがずっとこの先社会は幸せだろう。
っていうと全員がそうならないといけないように思うバカがまた反発するんだけど。
社会の成員全員が異性とつきあうべき、そうでなきゃ幸せじゃないし社会も持続できないってほうがもっとおかしいわW

そんな呪いが撤廃されたら、性的マイノリティじゃなくても、っていうかマイノリティとわざわざ少数派にしなくてももう半分くらいは「同性またはひとりか少人数のつきあいのほうが人生幸せで楽しい」って人がいて
そういうライフスタイルが半分くらいは占めるんじゃないの。

蛇足ながら山田昌弘センセーとか、よく若者と恋愛・結婚についての記事を書いていて、アジア人は欧米に比べて男女間の愛情を信じず、金に重きをおきがち、って、「まるでそれが女のせいであるかのようなニュアンスで」書いてるけど、それがもうミソジニー漂ってて無理。

女のせいじゃねえよ。紫式部の昔から、永遠に大人にならない男たちが愛とかゆうものを知らんから、女はすっかり諦めたんだよ。もう見切りをつけて、だったらせめて金くらいないとと思ってんだ。
自分たちが人間的魅力や異性との対等なコミュニケーション能力や女への想像力や愛情をわかせる愛嬌やウイットを身につける努力をしてこなかったのに、その怠慢は反省せず「なんでこんななの?」って無能で潰れる企業みたいなもんだ。

なのに女には「愛しているならナマでやらせろ」だの、母親になったらそれこそ無限の深い愛情と言う名の自己犠牲を平然と求める。

そこで女が「金も自分でなんとかできる」となったらそれこそ既存システムの終わりだが、それがはじまっているというだけかもな。

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