命の重さ

京アニの事件について、もちろんそれが到底許される事ではないのはいうまでもない。

ただ、現場の医師たちは、目の前に瀕死の患者がいればそれが加害者だろうが被害者だろうが全力で治療に当たる。ただし、医療費は高額になるだろうし、今回重症の熱傷なので健常者からの皮膚の移植など検討されるだろう。治療が奏功し、時間をかけて加害者の一命を取り留めたとしても、彼には死刑が待っているわけで、人の命の重さについてこれほど倫理的葛藤があるケースはないだろう。まるで、「ブラックジャック」や「火の鳥」といった手塚治虫の漫画の世界が現実になったかのようだ。

最後に、今回の事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。また、闘病を余儀なくされている方々に、一日も早い回復をお祈りします。