めがね屋で働き始めて

こんにちは!田中眼鏡福井店 スタッフ木林です。
田中眼鏡で働き始めて2年目に突入し、新入社員の頃と比べると眼鏡に関する知識が増えたと実感しています。
働き始めた頃はめがねに関する知識をほとんど持っておらず、毎日覚えることだらけでヒイヒイ言っていました…
ですが、下記の内容はすべて、めがね屋で働くうえで絶対に必要なスキルです。

まず皆さんは、「めがねがずり落ちやすい」「締め付けられてる感じがする」など、めがねの掛け心地について悩んだことはありませんか?
これらの悩みを解決できるのが【調整】です。

テンプルの曲げ位置、クリングス、フレーム幅、ブリッジ、etc…
フレームの様々な箇所を見て、掛け心地が良くなるように調整していきます。
人によって耳の高さ、耳までの距離、鼻の高さなどは違うので、お客様一人一人に合う調整をする必要があります。私はここまで細かく調整することもめがね屋で働くまでは知りませんでした。
調整の仕方によって掛け心地は変わってきます。

そして、フレームを選ぶ際に決め手となる一つとしてレンズのがあります。
今では当たり前に覚えている形の名前も、めがね屋に入った当初は「形によって名前が付いてるんだ!」という驚きがありました。
定番の形であるボストンやウェリントン、ラウンド、クラウンパント、スクエア、オーバル、などなど。
「こういう顔の人にはこの形が似合う」という文章をネットでよく見かけますが、「この人にはこの形のめがねが似合う!」という限定的なものはなく、なりたいイメージによって形を選べば良いのだということもめがね屋で得た知識の一つです。

似たデザインのフレームでも、色やサイズ感など、ほんのわずかな違いだけで印象がガラッと変わって驚かれているお客様を多く見てきました。これもめがねの面白いところです。

後は一番大事なレンズです。
本当にたくさんのレンズがあることもめがね屋に入って驚いたことの一つです。遠く用、デスクワーク用、読書用、見る物の距離によって度数も変わってきます。

例えば、遠くを見るためのめがねというと、運転、コンサート、試合などがありますね。遠くまではきり見えるめがねでデスクワークを長時間すると、目の調節力を使い続けることになるのでとても疲れてしまいます。

遠近、ブルーライトカットレンズ、サングラスでも濃度や機能など、本当に様々な種類があります。
一番に目を守ってくれるのはフレームではなくレンズです。
用途に合う最適なレンズと、素敵なフレームでめがねを使い続けていただき
たいので、いろんな観点からの選び方が本当に大事になってきます。

めがね一つを選ぶのにも、様々な知識が必要になってきます。
覚えるべき知識や必要なスキルは多いですが、知識が身につくとより自信を持ってお客様にフレームを提案できるようになります。

また、めがねのブランドを覚え、たくさんあるブランドごとの特徴や個性を知り、それらを知ったうえでお客様に合うめがねを選べるようになる。そしてめがねを気に入っていただき、めがねの特徴やこだわりを伝えた時、「このめがねにして良かった」と思っていただけることも、やりがいを感じることの一つです。

めがねに携わってから覚えたことの一つ、なぜ鯖江はめがねが有名なのか
このことについても、めがね屋としては是非皆さんに知っていただきたいです。
私は福井で生まれ育ったのですが、地元でめがねが有名な理由をほとんど知らずにいました…
知っていくと、奥が深くて面白いと感じたことを覚えています。
今年は「おしょりん」という福井を舞台にしためがねの歴史に関する映画も公開されるので、より福井のめがねに対して注目度が高まっている気がしますね!
詳しくはまた別の記事でご紹介させていただきます♪

ブランドごとの特徴、素材、形の種類、工程に関して、度数とフレームとの兼ね合いなど。
覚えることはまだまだありますが、お客様にフレームをお選びさせていただくときに全てが大事な知識です。
これからも色々な経験と共に新たな知識を得ることを楽しんでいきたいと思います^^


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