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#32 わたしのなんちゃってパラダイム5(ベーシック編5/5)

 なんちゃってパラダイム5回目は「心構え」について2題です

🔶流入人口より活動人口(縮充)
 「活動人口」はコミュニティ・デザインの山﨑亮さんが言い始めた言葉だと記憶しています。ざっくり言うと、人口減少が避けられない日本社会において、基礎自治体間の人口の取合い(行政サービスを充実させていくことは大切です)ではなく、今いる住民の活動力をアップさせようと言う提案です。それを「縮充」という単語でまとめた語彙力はリスペクトです。もちろん行政も民間も協働して行うことが効果的であることは言うまでもありません。私は民間人ですので、「民間でできることをできる限りやろう」と思います。
 思い返してみると、私のやって来たことは活動人口の拡大そのものでした。少しイベントチックではありましたが、イベントを通じて仲間を増やすことをして来ました。それが高じて,増やすだけではなく手法の開発やさまざまな展開に対応できる人材育成、人からグループへ、グループから組織へ、活動から事業へ、事業から経営へなどなどのサポートをするようになって行きました。

 テーマ型と言われる市民活動やボランティア活動はもちろんのこと、いわゆる昔から日本社会にある地縁組織への支援が必要なことは言うまでもありません。特に、人口が減り、かつ加入率が落ちて来ている自治会や婦人会、少年団、消防団などの活力の低下傾向は看過できません。活動の魅力が時代に合わなくなって来ているとはいえ、組織の閉鎖性や内向性にも課題があるのだと感じます。
人口減少社会、成熟社会に入っていく日本社会において「縮充」は常に考え、向き合わなければならない取組みと思います。
 

🔶ジェットコースター理論
 ある組織の先輩からのご教授です。物事の始まりに多くのエネルギーを使うことの重要性をジェットコースターに例えて教わりました。
ゴットンゴットンと登っていくのが、ジェットコースターのスタートです。その登っていく高さが高ければ高いほど、その後の面白さが増します。いかに最初の段階の企画や準備に時間を費やすのかが肝心との教えです。志の高さをどのように創っていくのかにもつながる大切な心構えと肝に銘じています。

次回はわたしのなんちゃってパラダイム6(ローカル編1/2)です

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