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子どもたちの元気を引き出す4

座席のフリーアドレス化

「あなたは、学びたい場所で、学びたい人と一緒に学んでいい」
「一人で学びたいときは一人でまなんでもいい」
毎日、座席も「自己選択・自己決定」を保証しています。

学校において、座席は教師の意図で決められてきました。
昭和の時代からずっとです。
で、教育効果はあったのでしょうか?
「特別な支援」の名のもと、最前列に座らせられる子、教卓のそばに座らせられる子は、より良い支援が受けられているといえる?

ここ数年、子どもの座席を完全フリーアドレス制にしています。
かつて「今日の席替えは自由席!」といった時の子どもたちの大喜びの姿に、
「子どもたちは、自分の座りたい場所、一緒になりたい人がいるんだよな」
と突き付けられました。
だったら毎日自由席でいいじゃん!と。
毎日座席を変えるので「席替え」という概念も崩れます。

「約束事」
①他者との共同生活の場なので、「お互いにとってよりよい教育環境を作っていく」という意識は大前提。
「学びに向かえない」「足を引っ張り合う」ような座席なら、互いのために変えたほうがいい。
学びに対してポジティブになれる座席であることが条件である点を繰り返し伝えます。

②毎日異なる席に座ること。
隣同士や前後等で同じメンバーになることはOK
ですが、一度座った席には座れないことを伝えます。

席替え「自由席」だと、希望した席や仲間と座れなかった場合、しばらく不満が残りますが、毎日自由に座ってよいので、みな満足します。

教師の都合より「子どもの都合」を優先してみてはいかがですか?
もちろん壁にぶつかることも。それも学びのチャンスです。

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