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私がフリーランスのメンタルヘルスについて調査したいと思った理由

Waris Innovation Hubで1月末から開始した「フリーランスのメンタルヘルス」に関する調査ですが、開始から1週間たたずに200名近いみなさんから回答をお寄せいただいています。(もし、ご協力いただけるフリーランスの方いましたらコチラからぜひお願いします!)

毎年、フリーランスや多様な働き方に関する調査をしていますが、例年にも増して早いペースで回答が集まってきていて、このテーマに対するみなさんの関心の高さを感じています。

今回このテーマで調査をしたいと思ったのは、「フリーランスのメンタルヘルス」について私自身が課題だと考えていたからです。

私はフリーランス女性と企業とのマッチング事業の会社を経営していて、フリーランス協会でフリーランス支援の活動もしています。実際、私自身もフリーランスで活動していた時期があります。

けれども、これは不思議に思われるかもしれませんが、「みんなフリーランスになればいい」とは1ミリも思っていません。

フリーランスは専門性が高く、時間・場所の自由度高く働ける素晴らしい形です。実際、フリーランスという働き方を知ることで「人生が変わった!」という方に何人も会ってきました。私自身もフリーランスという働き方が最高に楽しくって、面白くって、こういう働き方の選択肢をもっとたくさんの女性に知ってほしいな・・・と思って仲間と会社をつくりました。

ただ、一方で楽しいばかりかというとそうでもなくて・・・孤独もありましたし、自分の名前で仕事をする(会社の看板があるわけじゃない)って、毎回の仕事のアウトプットに対するプレッシャーは半端ないものがありました。だってクライアントが仕事の成果に満足しなかったら次からは発注がないわけですから。

時間管理も健康管理もすべて自己責任、セルフマネジメントの世界です。これまでたくさんのフリーランスの方々と接してきましたが、やっぱり体調をくずされる方っていらっしゃいます。

中には何らかの心理的なストレスなのか急にコミュニケーションがとげとげしくなってしまったり、連絡が取れなくなってしまった方もいました。

いま、フリーランスってすごくプラスの側面にスポットライトがあたっていると思います。「副業解禁」の流れを受けて、副業系のフリーランスも増えています。

働き方の選択肢が増えるのはとっても喜ばしいことですが、フリーランスならではのストレスやプレッシャーも同時にあるわけです。それが不調につながることもあります。独立系のフリーランスの場合、会社員と違って定期的なストレスチェックや産業医による面接指導もありません。

だからこそ今回の調査ではフリーランスがどんなストレスを抱えているのか、それが会社員と比べてどんな傾向があるのか、課題を明らかにしたいと思っています。調査にあたっては外部の産業医の先生方にもご協力いただいています。そのうえで、フリーランスとして健康的に仕事をするうえでのポイントを抽出できたらいいと思っています。一人でも多くのフリーランスの方にご協力いただけたら嬉しいです。

(Waris Innovation Hub主催「フリーランスのメンタルヘルスについてのアンケート調査ご協力のお願い」はコチラをご覧ください)

※今回の調査にあたり、フリーランスのメンタルヘルスに関する過去の類似調査を探したのですが、見つけることができませんでした。もし関連するような調査をご存じの方がいましたら、コメント欄などでお知らせいただけたらとても嬉しいです!よろしくお願いします!

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