『岸辺露伴ルーヴルへ行く』を観て
5月27日9時15分、思いつきで表題作の上映スケジュールをみたところ、舞台挨拶も観れる回があるらしい。
9時30分からの第1回舞台挨拶には間に合わなかったので第2回目の舞台挨拶と作品の上映回に滑り込んだ。
まずは舞台挨拶の感想。
家の近くの映画館に行った。最近は衛星放送?で舞台挨拶も中継してもらえるようだ。
12時59分から始まった。
司会者の挨拶と撮影禁止の注意があり、キャストが舞台に上がった。
六本木会場最前列のお姉ちゃんたちが一斉にうちわを取り出して高橋一生のファンかと思ったが、先ほどキャストになにわ男子の人がいることが分かったので多分それであろう。ネットニュースのコメント欄で叩かれないといいな。
高橋一生、飯豊まりえ、長尾謙杜、美波、渡辺監督の5人がステージに登壇、木村文乃はリモートでの挨拶であった。
ざっくり書くと、
・高橋一生顔のイメージに対して声低すぎ
・飯豊まりえずっともじもじしてるトイレ行きたいんか?
・長尾謙杜肌綺麗
・美波、なんか役者ってこういう感じだよなという感じ
・渡辺監督何回も見てほしいってめちゃくちゃ言う
・木村文乃綺麗すぎ
高橋一生が見てほしいところとして美術の作り込みをあげる時に担当の名前を出していて、エンドロールで実際にその名前が載っていた。
当たり前だが俳優だけが映像作品じゃない。
高橋一生があらためてそう言っているようで何故かなんとなく嬉しかった。
渡辺監督が何回も観てほしいという旨のことを繰り返していて、
ドラマシリーズも高視聴率だしプレッシャーはあるだろうという邪推と
ルーブル美術館にも入っているし美術の作り込みもあるししっかり全部見てほしいんだろうなという考えが浮かんだ。
木村文乃、綺麗すぎる。
俳優に疎く顔と名前が一致しなかったが、素敵な御顔でいらっしゃる。
一気に気になる俳優になった。
これから彼女の出る作品は積極的に観たい所存だ。
退場する時、先に舞台の階段を降りた飯豊まりえが美波に手を差し伸べ、
美波はその手を引かれながら退場していくという出来事があって、何か意図があったり作品に関係あるのか考えてしまった。
ともあれ、めざましテレビなどで観た舞台挨拶を初めてきちんとフル尺で観ることができて貴重な体験であった。
ここから本編の感想(ネタバレ含む)
原作との相違点
・泉鏡花の存在
・映画で追加されたもう一つの軸、窃盗団
・山村仁左衛門の顛末
上2つはどちらも必然性のある改変と言っていいだろう。
岸辺露伴は動かないのドラマシリーズに原作に出ない泉鏡花が出演するのはもはやお決まりだ。
軸の追加に関しても一本の原作を映画サイズにするには必要な作業だと思われる。
ただ山村仁左衛門の顛末に関しては山村仁左衛門役の演者に対して、そんなことしなくて良くないかという気持ちがある。
映画の内容についての感想。
古物商達の演技、くせぇ〜。彼らの本に書かれている内容は本作がアマプラに来たら確認したい。
オーディション、きちんと監修が入って制作しているのが伝わってよかった。そこから物語に引き込まれた感じがした。ペダル?
露伴が顔料を指で解くシーン、色気があって良かった。
絵を奪った人の1人を遠くからヘブンズドアーしてたのズルくて面白かった。それをしたらなんでもありだろう。
奈々瀬が綺麗すぎる。原作では未亡人という設定だったと思うが、映画ではそれが観るだけで伝わってきた。
お風呂で、原作とは違い奈々瀬の裸体を見せない演出だったが、見せないという色気の見せ方で良かった。浴衣姿もそういう色気で溢れていた。
ルーヴル美術館の色々な物を映像とはいえ観れて良かった。踊り場にあった像はサモトラケのニケだろうか。別に死ぬまでに一度みたいな気持ちではないが、ルーブルに行ってみたいものだ。
絵を観た露伴の前に仁左衛門が出てきたのは、仁左衛門と奈々瀬には子供がいたという解釈でいいのだろうか。
絵を見た泉鏡花の前に何も現れなかったのは、先祖代々あらゆる争い事を避けてきたという事なのか、ちらっと見ただけだから出なかったのか、それとも他の事由なのか。
今回は最前列で見たが表示が大きいと得られる情報量も多くて良かった。
とにかく色気のある木村文乃をスクリーンで観ることができて良かった。
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