見出し画像

4/18 「過去への執着、未来への不安」

先日のNHKスペシャルが、
近藤麻理恵さん(こんまり)流の片付けに密着した内容だった。

その中で、こんまりさんがこのように言っていた。


捨てられない理由は2つしかありません。
過去への執着と未来への不安です。


そうか、私が物を捨てられない理由は、これか…と腑に落ちた。
目からウロコ500枚落ちた。


私は、1年半ほど前に服をかなり断捨離したことがある。

そのとき、もう絶対に着ないのに、捨てられなかった服がある。


それは、
「社会人になって、学生時代のキャラと決別したときに着ていた服」
だ。


学生時代は、
・基本的にスカートははかない
・アースカラー
・いわゆる青文字系寄り
の服しか着ていなかった。
(ついでに化粧もうっっっっすかった)

特に大学のサークルでは、
色々あって
「ネタキャラ」になってしまっていたから。
(たとえば、ペリーのモノマネを無茶振りされるレベル。知らんがな!!!会ったことないわ!!!)


女子っぽい服なんて似合わない、
着たらおかしく見える、
そう思って服を選んでいた。


でも、実際のところは、
ずっと「女子扱い」されたかったのだ。


だから、上京して社会人になって、
少しは化粧もマシにするようになり、
ネタキャラ(というか、サークルでのあだ名だな)を封印。

そして、それまでの自分が手を出せなかったような、赤文字系の服しか着ないようになっていった。
(ほぼ毎日スカートだった気がする…)


で、捨てられなかった服は、
「女子っぽさ」の極みであろう、
「ピンク色のワンピース」だ。
しかも普段用と結婚式用の2着ある。


特に結婚式用のほうなんて、
今後着る機会は2億%無い。

でも、どうしても捨てられなかった。

それを、私は
「すごく気に入っているから」
「(こんまり流に言うと)"ときめいて"いるから」
だと思っていた。


違った。


私は、
「ネタキャラを封印して、女子扱いされるようになった過去の自分」
に執着していた。

それを捨ててしまうと、
またネタキャラに戻ってしまう気がしていた。


きっと服を捨てても、
ネタキャラに戻りたくないなら
私が戻らなければいいだけで、
何の問題もないはずなのだ。

女子扱いされたいんだねぇ、私。
よしよし。ういやつめ。
ってやればいいんじゃないかな。



……まあ、これだけ書いても
いざ片付けを始めたら、捨てられないかもしれないけど……。

片付けの指標に、

・過去への執着じゃないか(執着なのか、思い出なのか、いま好きなのか)

・未来への不安(なんとなく、ないと困るかも…なのか、いま使うのか、年1回でも確実に使う予定があるのか)

を加えることができた。


さ、この指標と一緒に、片付けを始めよう。



#201904 #2019春 #平成最後の月 #4月18日

いただいたサポートは、インプットのための書籍に使わせていただきます!