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小学校の修学旅行の夜に「絶望」と「成長」を思い知ったこと

アロハ!田中です。


人は赤ちゃんとして生まれ、成長し子どもを経て、少年少女は大人になっていく。
そして、その中でいろいろ経験し、その人のパーソナリティは育まれていく。
もちろん、元々の性格もあるだろうけど。

そんな中、僕が「人間のズルさ」から「絶望」と「成長」を学んだ話にお付き合いいただきたい。

そう、それは小学校6年生の時のことだ。

修学旅行の夜

小学校6年生、大きなイベントといえば修学旅行だ。
神戸の小学校は「伊勢」にいくのが、お決まりだった。

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正直は話、どんな所にいって、どんなものを見たのか。
これについては、記憶がほとんどない。

ただ、ただ寝る前の部屋での出来事だけは一生忘れることはないだろう。

1日のイベントが終わり、何人部屋だったかは忘れたが就寝時間になった。

当然、小6男子がそんなすっと寝るわけがない。

とはいえ、僕の行っていた小学校は平和な陸の孤島。
まさに神戸のガラパゴスである。
・エロ本をこっそりもってくる奴
・タバコを吸う奴
なんて子はいない。
たわいもない話をしていたと思う。

そんなとき、ある子が大きな話題をみんなに振った。

「みんな誰が好きなん?」

さっき書いたとおり、神戸のガラパゴスに生息する小学校6年生では当時「告って彼女を作る」なんて、チンパンジーがiPhoneを開発するくらい無理なことであった。
せいぜい「誰が好き」とかだけ。

今思えば本当に可愛らしい。

そんな可愛らしい少年が20年もすれば、好みの女性が「担当」と呼ばれ、同伴し「シャンパン何本入れたらええんや」という小金持ちのオッサンにジョブチェンジしてたりするものだ。

話はそれたが、、、、

当時の僕らにとって「誰が好き」なんて、もうそれは最大の個人情報である。
うっかり漏洩しようもんなら、翌日からの学校生活の「絶望(冷やかし」を意味する。
小学生時代においては重傷と思われる「田中が学校でウ〇コしてたで!」なんか、かすり傷に見える。

さて、「誰が好き?」と切り出した、男の子がいう。
「順番にみんなで言おうや」ということになった

純粋の行方

どういう流れであったのかは覚えていない。
なぜか、結局はみんな自分の好きな子をいうことになった。

そして、僕はその1番手だった。
穢れを知らない純粋無垢な僕は、素直に当時想いを寄せていた女の子の名前を言った。

「〇〇さんかな.....」

みんなは「へー」とか「おー」とか上気していた。
そして僕は、次に好きな子を告白する子に振った

「もう俺いうたやん、次は××。誰が好きなん?」

次の瞬間、思いもよらぬ言葉が帰ってきた。

『俺、好きな人おらんもん』

絶望の中で

それからは、絶望だった。
部屋にいる僕以外は「好きな子いない」という最強のカードを全員が切り、結局僕だけが好きな人を告白した形になった。僕のソウルジェムは真っ黒だ。

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でも、当時の僕はそこで「お前らズルいやろ!」と強くいうことができなかった。場に飲まれた。

もし、今同じようなことが起きたなら…

はい?あなたは「好きな人を言おう」といいましたよね。
で、それが最初から「いない」のであれば、そもそも言う気がなかったということですね。それって悪意をもって詐欺ってますよね。
とりあえず、うちの最強の弁護士から内容証明届きますので、あとは法廷で会いましょう。あなたの家から一番遠くて、ウチから近い裁判所を第一審にしておくので、毎回交通費かけてきてくださいね。

となるが、当時の僕は何も言い返せなかった。
そして、僕はその夜「人間のズルさ」というものを、初めて経験した。
でも、相手の言うことを鵜呑みに信じた僕もバカだったと、ちょっと成長した。

嘘をつかなった自分はよかった

重苦しく書いたが、別にその当時のことを恨んでもなければ、まあ今は単純なよき思い出なので、こうしてブログに書いている。
当然、翌朝から冷やかされたことはあったが、それも今となっては自分のなかの微笑ましい1ページである。

また、その当時好きだった子のことをふと思い出すこともある。
20年近くもう会ってないけど、きっと今でも綺麗なんだろう。

確かに「好きな子はいない」といった友人はズルい。
でも、その時僕は「友達に嘘は付かなかった」。
これだけは事実である。そんな自分が嫌いじゃない。

何でもかんでも信用していた自分もうかつだったのだ。

こうした様々な経験が、人間の知恵や知識としてその人の成長につながる。
むしろ、僕は早めにそうした経験を積ませてもらったと思っている(笑

その時起こった出来事は嫌なこと。
でも、そのおかげで今の自分がいるし、そんな経験があるからこそ不動産という仕事をしても「いろんな側面からもの見れる」ようになった。
結果、大きなトラブルもなくやってきている(笑

もし、あなたも小さい頃の「嫌な思いをしたこと」を思い出したときに、ちょっとだけ見方を変えてくれたらいいな。
今は過去の積み重ね、これからは今からの積み重ねです。

いいところだけを思い出して、今後も成長していきたいですね。

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