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着物を読む(趣味は着物と言えるまで9)

着物を着るようになってから、その関連の本も読むようになりました。コーディネートや専門書、というよりは随筆のような読みやすいもので、写真もいくつか収められている、というものが好きなようです。

読んで良かったものをいくつか挙げると…

・琉球布紀行

・きもの箪笥

・一色一生

・幸田文の箪笥の引き出し

・着物あとさき

・きもの自在

・きもの美

・檀流 きもの巡礼

・魂の布

などなど…。澤地久枝さんの『きもの箪笥』にある親友・向田邦子さんとのエピソードに胸が熱くなり、『きもの自在』で着物とは魂の衣服という理念に胸が熱くなりました。とりわけ

何でもたやすく手に入るという近頃の風潮が、どれ程私たちの人間をゆがめ。冷酷にしているかわからない。

という『きもの美』の文章は、着物と一生付き合っていこうと決めるきっかけにもなりました。

きものの“き”は、着であり気なんだと思っています。


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