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私が占星術をはじめた理由

私には占星術を知っているという記憶があります。
知っているからいつでもできると思っていたし、占いとして世に出ているものはちょっと違うとも思っていました。

占星術を知っている記憶とは、よく言われる過去世のようなものですが、使っていた記憶としては感覚重視の読み方をしていました。
だから今回はきちんと勉強しよう、とぼんやり思いながら、「正統派占星術入門」のような本を手にしても、やはり「私の占星術ではない」と感じたり。

そんな中、とある先生の本に出会うことで記憶が紐解かれるように理解することになりました。

私は基本的にぼんやり感じて、ぼんやり決めて、ぼんやり進みます。
その感じが私的に着実で、思考と感情と身体がきちんと連動します。

物心ついたころから、先のことがわかるような、思ったことが現実になることをとても実感していました。
それは楽しいことも悲しいこともです。
子どもながらに怖いと感じるようになり、あまり思わないようにしようと、ぼんやりに拍車がかかり笑
周りに馴染むこと、世の中に受け入れられることを無意識に目標としていました。
そんなことをしているので私の中でぎくしゃくしたものがありましたが。

10歳から20歳の間、多くの人が良くも悪くも印象深い月日を過ごすと思いますが、私にとっては「自分のことは自分でやらないとだめじゃん」という決心をする月日でした。
「自分のことは自分でする」というのは、自分に向き合い、自分を受け入れ、他人に投影したり、誰かのせいにしたりしない、ということです。
「自分の感情は自分のものであり、誰のせいでもない」のです。

生きることに吉凶はないし、たとえ怒りや悲しみを感じることがあっても、それは悪いことが起こったからではありません。
たとえ死であっても、それはステップアップで解放で帰郷です。
16歳の時に母は亡くなりましたが、その時の体験がその記憶を呼び起こし、生きることの難しさや生命力の本質を理解することになりました。

その後、ぼんやりと認識していることをより理解するために心理学部へ進学しましたが、すべの答えは得られないし、やはりとても窮屈なんです。
人間の本質的な可能性や生命力はもっと広く深いところにあります。

そういう思いもあって占星術を扱い始めたわけです。
「今この身体で生きている私は、私だと思っている私は、本当の私ではない」という感覚。
その理由や私の本質を知るために占星術はとても役に立ちます。

私が占星術をはじめた理由は、
「ぼんやりした認識や感覚を言葉にするため」
「知識と知識をつなぎ普遍的な橋をつくる」
「みんな自分らしくあるべきように生きればいい、を体現する」
そしてそれが、誰かが本当の自分を生きるきっかけになれば、それはそれでいいな、と思ってます。

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