２０１９年４月５日１７：５０牡羊座１６度で新月を迎えます。
牡羊座１６度のサビアンシンボルは「日の入りに踊っている妖精ブラウニー」です。

日没の太陽の力が弱まっていくとき、妖精ブラウニーは踊り出します。
これは太陽が示す昼の目覚めた意識が弱まり、積極性や能動性が静かになったとき、太陽からすれば消極的で受動的な妖精ブラウニーが楽しく気ままに遊びだします。

新月のお願い事は、太陽の意志を月に受胎させようとするものですが、サビアンの示すエネルギーが私たちに降りてくるときでもあります。
このエネルギーは積極的に使うこともできます。

牡羊座１６度は、昼の意識と夜の意識のように、目覚めと眠り、意識と無意識、光と陰など反対側にあるものが元気になるというものです。
「私はここにいる」と感じた瞬間に私たちは反対側の壁に押し付けられるように、「私」を意識した瞬間に反対側が存在することになります。
「もう一人の私」ということです。

そして「私」と「もう一人の私」は互いに二人三脚で歩んでいくことができます。

光と陰、意識と無意識を協調させられることは、人間としてとても成熟したものとなります。
気づき、自覚し、相手を尊重し、大きな流れに乗ることができます。

このサビアンシンボルの力を利用して、もう一人の自分と再会するのもよいと思います。
もう一人の自分はエーテル領域にいる存在かもしれません。
だとすれば、身体にぴったり収まって自分だと思っている私よりも、もう一人の自分は本来的な私だということです。

新月のお願いにこの力を利用するならば、もう一人の自分の力を借りて実現させていく、あるいは誰かに話すことで新しく展開させていくのがよいのではないでしょうか。