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12吊られた男(2019年9月8日)

今日は大アルカナの12吊られた男です。

吊られた男は地に足をつけず、逆さまになっています。
つまり世間の常識や他の人の意見に根づいた考えをするのではなく、本質的な自己や天上的な意志に基づいて考えます。

自己の中心に向かい集中していくと、あらゆるネットワークに接続し、どんな情報でも引き出すことができます。
内面の宇宙というネットワークから、知りたいことはなんでも検索できるのです。

今日のサビアンシンボルは乙女座16度「オランウータン」です。
自分だと思っていた自分が転覆し、まったくの別人のような自分が表れます。
それは決して心地のよいものではなく、衝撃的で不快に感じるかもしれません。
子どもが生まれてはじめてオランウータンに出会うようにです。

潔癖なまでに整理された生き方は、限界を越えることなく、つまり可能性を開くこともありません。
オランウータンに出会ったかのような衝撃は、自分自身が汚されたような不愉快さがあるでしょう。
しかしこの衝撃により、生き方は転覆し新しい可能性が開くことになります。
そしてそれは真に自分のルーツを発展させることになるでしょう。

吊られた男のように逆さまになり、地ではなく天に足をつけた生き方は、乙女座16度「オランウータン」が生き方を転覆させたことに似ています。

乙女座16度で出会う、衝撃的で見たことのない自分は、内面のネットワークから引き出されたものです。
そして12吊られた男が引き出す情報は、自分のルーツに真に基づくものでしょう。

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