ペンタクルスの9(2019年6月25日)
今日は小アルカナのペンタクルスの9です。
太陽が蟹座に入ってから2回目の9の数字。
9は精神性や哲学性に関係し、環境を変えようともぶれない精神や価値観の完成を表します。
一昨日はカップの9で、今日はペンタクルスの9。
ペンタクルスは土の元素を表し、土の元素には他3つの元素が内包されています。
火、風、水は土の器に収まっているというわけです。
カップの表す感情や気をペンタクルスの器が受け止めます。
ペンタクルスの9は、明確な精神性や価値観が確立し、それによって現実的な結果を引き寄せようとします。
土の器は才能や資質の器でもあるので、自分の能力や資質に見合った現実を引き寄せるということです。
今日のサビアンシンボルは「ネズミと議論する猫」です。
個人を超えた集団性や大きな意識に溶け込むために、個人の主張を捨て、親身に共感を持って話をしようとします。
普段強気な猫も少し弱気になりネズミと議論します。
というのも、広大な世界に入り、目印もなく目的地もわからない不安と期待の膨らむ状態では弱気にもなります。
今いる場所がどこなのか、どのような世界なのか知るためにも、その場の雰囲気や意識に取り込まれる必要があるのです。
ネズミは集団意識を表し、猫は個人の主張を表すわけです。
猫はネズミと話をすることで安心を得ます。
蟹座のテーマは個人を捨て、より大きなものの一部になるということです。
つまり器を大きくするということ。
小さな世界は大きな世界に内包されています。
大きな世界は小さな世界を知っていますが、今いる場所から大きな世界を知ることはできないものです。
双子座までに確立した個人性は、9の数字が表す精神性や価値観として満たされています。
環境や人間関係が拡大しようとも、ぶれない個人性が存在しています。
自分の資質に見合った、より大きな世界が広がっているはずです。
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