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家さがしの旅がはじまっている。

きわめて私的なお話ですが、まあこのnoteはいつもそうなんですが、ただいま我が家は家さがしの真っ最中です。

とはいえ、更新の時期もまだ先だし急いで引っ越さなければならない理由はないので(もうひと部屋ほしいなあ、くらい)細く長くさがしつづけている感じ。買うかもしれないし借り直すかもしれない、くらいのゆるい状態。

夫と「いい物件があったら住み替えようかねえ」という話になったのは数ヶ月前のこと。もともとわたしは受験勉強そっちのけで「HOME'S」にのめりこむくらい不動産大好き、引越し大好き(上京12年で6物件)だったので、張りきって雑誌を漁り、suumoやR-STORE、cowcamoといった不動産情報サイトを巡り、不動産屋さんから送られてくる情報を吟味。そして実際にいくつかの家を内見した。

ただ家を見られるだけでわたしはホクホクなのだけど、おもしろいのは、見れば見るほど、知れば知るほど「手のひらを返しまくり」になることだ。「いい部屋」の定義、「いい物件」と感じる要素が更新されていく。ときにはまったく反対の要素を「いい」と考えるようになるのがとってもおもしろい。思い込んでいた「いい部屋」がどんどん崩れていくのだ。

たとえば、はじめはあまり深く考えずに「いま住んでいる街の中古マンション」で見ていた。あまり古くなく、2LDK以上でペット可、駅から13分以内。アイランドキッチンはNG。IHコンロもNG・・・・。

しかし、たくさんの物件や資料を目にし、新築マンションや中古マンションのリノベーション、テラスハウス、コーポラティブハウスと呼ばれる形態の家を見るなかで、どんどん考えが変わっていった。あたらしい選択肢やそれにまつわる情報を知ることで、間取りも、階数も、築年数も、駅歩も、街ですら、どんどん「こっちもアリじゃん」と更新されていく。「やっぱりこれはナシ」も更新されていく。

わたしはこういう、情報を獲得して整理するなかで、考えがひっくり返ったりクリアになったりする過程がとても好きだ。

乏しい想像力と人生経験の中で決めつけているだけのこと、なんとなく思い込んでいるだけのこと、だれかに聞いて大して考えもせず鵜呑みにしていることって、たくさんある。それを体験や知識をとおして「ほんとうに納得したこと」に変えていく。個人的に満足度がとても高いというか、「ああ幸せ」となるプロセスだ。

ちなみにちなみに。いまは、「コーポラティブハウス」を本格的に選択肢に入れはじめたところ。コーポラティブハウスは住人で「組合」をつくること、間取りや内装は建築士と本人が決める自由設計であることなどの特徴がある。
存在は知っていたけど、自分に関係があるものとは捉えてなかったよ。1週間前までは。

家さがし、ぜんぜん「決め」モードに入れないけど、とりあえずたのしい。くるくる手のひらを返し続けて、いい結論を出したいです。

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