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【活動報告】8月26日

8月26日

メールと電話をいくつか。

自分は「人」で仕事を選ぶタイプです。
会社の名前ではなく、誰と、で仕事を選択することをしてきました。

それが正しいのかどうかは、
今更、よくわかりません。
もう少し、クールな方が「個人事業主」の責任や正義としてはあるべきことかも
自分を批判することもないではないです。

でも現実的にはそういう損得を勘定してクールにふるまうなんで
無理だと考えます。
それは自分に限らず。

仕事は根本は人間との縁です。
そして、結局のところは良いも悪いもなく、
縁のある人としか出会えないんですよね。

だったら、小賢しく損得を考えてみるより、
ご縁があって、いま自分の目の前にいるその人を大切すること以外は、
考えなくていいかなと思うのです。

その方が人生気分が良い。

おかげさまで、今のところ、仕事関係で嫌な眼に遭ったことは一度もないです。

BOOTHからも作品をダウンロードできるようにしました。

「 ぼくのらぶ~せかいでいちばん愛してる~ 」(初愛~はつあい~42)
https://tanakayutaka.booth.pm/items/2325456 #booth_pm
「白い体験」(初愛~はつあい~30)
https://tanakayutaka.booth.pm/items/2329349

一昨日まで、BOOTHでデジタルコンテンツを配信できることを知りませんでした。
去年からBOOTHを利用しているのに気がつきませんでした。
(←間抜けです)

紙の同人誌の表紙とデジタルコンテンツのサムネイル画像が並んでいるのを見ると、
改めて両者は別物だと感じます。

紙の同人誌は、やっぱり体験なんですよね。
楽しい体験の記念品という価値が大きいです。

昨年の真夏、読者に引っ張って行ってもらって、はじめてCOMITIAを体験するまで、
正直に言って、
なんでわざわざ、交通費や滞在費、多くの時間と労力を使って
素人が作った価格的には割高の薄い漫画本を買うことに
大勢の人が夢中になるのだろうと
思っていました。

商業出版の理屈からは、まったく理屈に合わないのです。
商業出版は本を買ってもらうために。
少しでも買いやすくする。
全国で買えるようにする。人通りの多い大きな書店に置いてもらう。
値段を下げる。
クオリティを上げるために製作費をかける。
編集も、営業も、作家も、そういう努力を必死でしているのです。

自分がはじめて見たCOMITIAは、その真逆が大規模に行われていました。
実に楽し気に。熱気、溢れて。
びっくりしました。

そういえば、
出版ビジネスに電子書籍が登場し始めた時から言われていたのは、
紙の単行本は「ファンアイテム」になるということでした。
薄利多売こそが強みだった漫画の単行本は、
デジタルによって、真逆の高価で希少な商品に位置づけを変えざるを得なくなると。

デジタルコンテンツの価値を、もっともっと考えること。

紙に代わって、現在、薄利多売の現場になっているのはデジタルです。

情報は限りなく無料になる世界です。
作品を「情報」として売るなら0円が基本になって行きます。
だから作品を「情報」にしちゃだめなんです。

薄利多売型は自分のような個人営業の作家には
向いていません。

どう工夫するか?
考えどころです。

紙の同人誌を、再開したい。
記念品になるものをちゃんと読者に用意したい。

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