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#2 ジコリカラボ「自分の時間とは何か」2024年2月9日 活動記録

第2回ジコリカラボが無事終了したので、その記録と簡単な個人のリフレクションです。


ジコリカラボ第2回目の参加メンバー

【当日の流れ】

18:40 受付
19:00 挨拶、ジコリカラボについて(スライド)
19:15 アイスブレイク 対人援助職クイズ
19:25 「自分の時間とは何か」 テーマ提供者:杉原学
19:45 グループリフレクション 1
19:55 グループリフレクション 2
20:05 気づきと明日から行動してみたいことのシュア
20:15 終了
そのまま交流会(飲み会)へ


自分を「知る」のではなくて、自分を「わかれ」ば、自分の人生の「仮おき」「シミュレーション」ができ、つまり方向性が定められる!



今回のテーマは「自分の時間とは何か」でした。
テーマ提供者の杉原学氏は、私の尊敬する大学院時代の先輩であり、友人です。彼が時間の研究をしているので、今回のオファーとなりました。


「一年の半分を働き、後の半分は、ものを書いたりぶらぶらして暮らしている」という素敵な自己紹介から始まった今回の時間論!

ジコリカラボは話の内容から学ぶのではなくて、話の内容から得た気づきをグループのメンバーで振り返り、自己理解や他者理解を促進することを目的としています。

そのため、毎回のテーマは、しっかりみんながモヤつけるように以下の基準を定めています。モンモン カモン です。

  1. 抽象度が高めのもの

  2. 答えがないもの

  3. 福祉、医療、心理以外のテーマ


ジコリカラボは、知識の獲得ではなくて、「答えのないもの」に対して答えようとする力、すなわち知性を養うことを目的としています。

今回は哲学的な分脈の時間論です。いわゆる「タイムマネジメントが大事!」「タイパ!」「時は金なり!」という話ではありません。日本人の歴史的な時間の捉え方を追いつつ、ヴィクトール・フランクルの「バイザイン」という時間の捉え方から、みうらじゅんの「夢中になれたときそこに自分はいない」という言葉まで引き合いに出しつつ、「本当に充実した自分の時間とは何か?」を思索するような内容になりました。

以下は、皆さんのグループリフレクションを聞いて感じたことです。

業務で忙しくても、好きなことに没頭しても「そこに自分がいない」感覚は同じだから、たまに脳みそがバグを起こし、やらされている業務でも勝手にゾーンに入ってしまい、少しの充実感を得られてしまうのではないか。この辺の話は、対人援助職あるあるの「洗脳的なやりがい搾取」にもつながっているのかもしれない。なので改めて、「本当に充実した自分の時間とは何か?」を問うことが大事。

タナキーニ リフレクション
哲学的な時間論に触れ、グループリフレクションと飲み会で深めました!


ジコリカラボの主役は、なんといっても参加してくれるメンバーです。

メンバーのテーマを通して「感じたこと」が相互理解や相互覚知に繋がっていて、それがジコリカラボの何よりの価値になっています。

その価値を何かしらの今後の活動に転換してくれれば本望です。


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