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2019年のゼルビア ①準備

はじめに

皆さんこんにちはこんばんは。TanaLifeです。1年お疲れ様でしたと言うことで、FC町田ゼルビアの2019シーズンを振り返る記事を数回に渡り淡々と書きたいと思います。(名称騒動の様な投資課題の話はたぶんしません)

今回はこの時期でリーグの勝負が決まると言っても過言では無い準備編でございます。

目標設定 J1

①サイバーエージェント経営権取得
②J2 4位
③J1ライセンス取得条件が緩和

2018年に内外で起きた3つの出来事はゼルビアを夢に向けて加速させました。①資金を得て練習場とクラブハウス問題が解決の見込み。②リソース不足でも戦い抜けることを証明。③スタジアムは2021年に改修完了見込であり練習場とクラブハウスの建設計画が認められれば条件が達成となる。

時は来ました。ゼルビアはクラブ創立30周年となる2019年に!遂に!目標をJ1昇格に設定します!

しかしフロントは意気揚々な面持ちではなく次の発言をしました。「危機感しかない」

危機感とはチーム人件費の差による不利を指します。と言うのも①で得た資金はインフラ環境に充てられますが、他は基本的にCAに依存しない経営を求められていました。しかしながら昨年度はJ1昇格チームと3倍近くの収入差がありました。それを覆す戦略は新体制発表の段階で無いことが伺えました。

つまりゼルビアは目標は高く持つものの、実際はJ2定着も不安な体力というダブルスタンダードな状況下に置かれていました。クラブはその中で最大限の努力を行います。掴み取るためサポーターとの共闘スローガンを掲げながら。

補強以外での強化施策

資金が少ないと言えど、ゼルビアの予算は年々増えてきています。そして未来へ種を撒くことも行えています。

上述の通り練習場とクラブハウスの問題は解決の方向に。まずハイブリッド芝の練習場がスタジアムの(登山的に)隣の上の原グラウンドを改良して出来ることが決まりました。

(完成が少し遅れはしたものの歴史的な瞬間に立ち会えました。クラブハウスは現在未発表です)

グラウンド以外では、強化に繋がる施策で評価すべき(影響が大きそうな)ものとして、

・平本一樹 強化部に就任
・加藤久 アカデミー関連プロジェクトに参画
・Catapult (デジタルブラジャー)導入

などスカウト、ユース、テクノロジー使用などのチーム力の底上げに繋がる決定をしています。即効性は無くとも近い将来に花が咲くことを平戸に祈る🙏

補強

https://www.football-lab.jp/mcd/transfer/?year=2018

J1昇格が目標、CA、相馬監督のカリスマ性など期待感があるためか、ゼルビアからするとネームバリューのある選手が加入しています。増田卓也、ジョン・チュングンの新加入は、遂に我が軍もここまで来たかと感慨深いものが込み上げました。

一方で、仕方ないにせよ平戸太貴のレンタルバックがあり、やってしまったエース鈴木孝司の契約非更新と、結果的に相馬サッカーが修復不能となる放出もありました。

代わりに補強した富樫敬真、端山豪にかかる期待は大きいですが、相馬監督下では選手側に適応(と結果)を強く求められます。また相馬監督自身がチーム構築に時間がかかるタイプであるため、即戦力となることが非常に難しいです。

補強は過去に比べ粒揃いで楽しみですが、総じるとこの時点でJ1昇格は困難だったと言わざるを得ません。主な理由は目標を競い合う相手となる多くのクラブが我々以上に質の高い選手を揃えたからです。

結局のところ補強による支援は出来ず、相馬監督の手腕に全てを託すことになります。

おわりに

シーズン中の総括は次回以降となりますが、ゼルビアのサッカーについて1つだけ予習をします。

相馬サッカーは独特なスタイルであり、細かいバリエーションを積み重ねて構築されていますが、ゼルビアのゴールへの進み方は基本的に以下のイメージとなります。

サイドからボールを運んで縦に進軍し、ペナルティエリア付近に到達したら横に進みゴールを狙う二段階右折的な移動です。カウンターは①に吸収されることが多く、CKは中の人数が違えど①か②で獲得し②を追行すると言えます。

ゴールに対して直線的でなく直角的。

肝は二段階なので相手に引いて守る時間を与えていると言うことです。相手が引くと当然ゴール前で数的不利になるデメリットがありますが、反撃のリスクが減るメリットという表裏一体の面があります。まずはこの運び方だけインプットしておけば良いと思います。

そのベースがありつつ更に2019年の方針として、あまりフィットしていないが能力のある選手を組み込み化学変化を期待して戦っていく意図を相馬監督はシーズン開始前にコメントしています。

そしてキャンプとトレーニングマッチをこなしていくのですが、J2、J3、JFLチーム相手に結果が出ず内容もおかしそうな気配がありました。ゼルビアは総じて準備期間で上手くいったと言えぬまま、苦悩するシーズンを迎えてしまうことになるのです。

準備編はここまで。筆が重いですがまた次回お会いしましょう。


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