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【応募方法はYouTube】の衝撃

「参加者本人によるスピーチ動画を、YouTube にアップロード」

こちら来年に開催を控えた東京オリンピックに向けた、「東京2020高校生英語スピーチコンテスト」個人賞への最初の応募手順だ。

1.スピーチコンテスト募集要項

このコンテスト、個人賞への応募方法はこの一択なので(学校賞は別)、応募するのであれば、全世界への動画公開は避けられないということだ。

「応募の秘密は厳守します」じゃなくて
「応募したら、個人情報大公開」ってことだ。ひょえ~。

ただ、PDFをご覧いただければお分かりのように、応募の情報は別途応募フォームに記載するので(動画のURLで紐づけ)、必ずしも動画内で個人情報を出さなくてもよいようにはなっている。

とは言え、「スピーチコンテスト」。
一般的にはやはり制服姿で、最初に学校名・学年・氏名は名乗る…となると思う。仮にそれら全部スキップしたとしても、顔も声も出すだろう。

この要項を読んで私が思い出したこと、それは…

2.TikTok動画で学校特定 ⇒ 校門待ち伏せ

自分たちの子供時代には無かったもの、そして10代の子供を持つ親にとって最も頭を悩ます問題、ネットを通じての個人情報流出。
色々と情報収集している中で「うわ、いかにもやりそう」と、肝を冷やしたのが、見出しの件。

内容は至って単純。
制服姿で踊る動画をTikTokにアップしたら、制服などから学校を特定されて、不審者が校門で待ち伏せていて、声を掛けられたというもの。

最も手軽な「おそろい」、AKB感?!も出るし、深く考えずに(というか制服で学校特定出来る輩がいるとか、親でも即座に考えが及ばない)アップしたんだろうけど、卒業するまで悩み続けると思うと怖すぎる。

でも、その一方で…

3.学生プレゼンの評価を動画サイトで

5年位前、「アメリカでは学生のプレゼンテーションを動画サイト上にアップして、いいね!の数で評価をする授業がある」というのを、ネットで見かけた。まぁ、時期的にも場所的にも動画サイト=YouTubeだろう。

そして3年位前、アメリカから日本に帰国したママ友が出来たので、「これってホント?」と聞いてみた。すると、「それかどうかは分からないけれど、『動画見なくていいから、いいね!だけして』っていうのが回ってきた」という返答。

その時は「バカ親は国境を超える」という方に気を取られて、個人情報の方には考えが及ばなかった。

4.まとまらない、まとめ

そんなこんなを考えると、「グローバルスタンダード」としてはそんなにおかしくない応募方法なのかな、とちらっと思ったりもするけれど、でも。

以前勤務していたネット企業のコンプライアンス研修で、「ネット上に一度流出した情報は、二度と消えることはない」という事をベースに業務に携わるように、と言われたことを考えると、考えても考え過ぎるということは無いように思う。

個人情報はきっちり守りつつ、このネット時代にうまく対応していければ、という思いはあるので、みなさま、コメントお願いします!



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