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みんなも体験した事あるかも?〜モトジムカーナの効能みたいなお話

さてさてお久しブリーフトランクス!!
・・・・・ベタな始まりで申し訳ありません、オッサンなもんですからどうしてもこうなってしまいましてネタに走る田圃さんです。
この記事を書いている2023/10/02現在、前日にエビスサーキットでの東北地区戦の無事開催、10/7よりモトジムカーナ界に於ける一大イベントでもあるジムカーナJAPANが茨城県にあるトミンモーターランドにて開催となるわけですが、選手の皆さんには受理ハガキの返信が届いていたりする頃合いかと思います。
今回は日本国内9地域の選手権(北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄)から選出の代表選手、関東で開催の関東事務茶屋杯からもたぶん選出されてるかと思います。
他に一般エントリーにて全国デビューや前回のリベンジを目指して出走の選手もいらっしゃり、果ては海外から日本のモトジムカーナでどこまで通用するかチャレンジに来られる方までエントリーしたりとかもあったりして、世界の中心は茨城の霞ヶ浦にあるとか無いとか言われ、、、、るかどうかはわかりませんがお祭りの様相となります。
ワタクシ田圃さんも前日開催の練習会で本戦の設営準備やら久々に遠征してくる選手と近況報告を聞いたり各地でのトレンドなんかを話してnoteやXでのネタにしたりと楽しくやってたりします。
海外エントラントの方とも翻訳を使ってお話聞いたり、最近選手によっては日本語勉強してるとか話を聞きまして、面白い事が聞けるかもと楽しみだったりします。
勿論本戦で運営の裏方とかもねw
エントリーする選手の皆さん、前日楽しくなっちゃって酔い潰れないでくださいよwww

と、こんな風にモトジムカーナのフォーマットが世界的に普及して各地域で芽吹いて、新たに開催を目指す地域から視察まで来るという事もある程競技としてもトレーニングの一環としても普及が進んでいるのを感じます。
考えてみると本格的な競技としては関東圏や古くはカワサキのKAZEと言うオフィシャルファンクラブでのいちイベントと言うくらいの立ち位置でもあった筈なんですが、ウワサがウワサを呼んだのでしょう、各都道府県で開催される安全運転競技会や各種ライスクで走るライダーやミニ、ロード、モトクロス、トライアル、エンデューロなどを走る経験者で興味を持った選手がやって来たり果ては四輪で走ってた選手がスイッチして来たりとモトジムカーナ競技者の裾野は拡がっていっております。
そこでふと思いつきまして、参戦する選手も勿論、興味があって調べてみたらこんなアイテムやイベントにたどり着くキッカケになったであろうと言うアイテムやコンテンツを書いていってみようと筆を取ってみることにしました。
と言う事でモトジムカーナの効能みたいなお話、はじまりです。


・モトジムカーナ動画
まず手始めにここ10数年だとこの動画を起点にしてモトジムカーナへ興味を持ったとかあるかもしれません。

実際この動画の再生数は世界的に伸びて投稿された方もビックリだったそう。
コレがキッカケで志賀選手、某バイク雑誌で見開き特集かつ付録DVDで取材映像も作っていただいてたりします。
こんな競技があったんだと言う事で各地でモトジムカーナ競技へ飛び込んで行く方々が続出したとかしないとかw
自分もこの動画の前にこの世界へ飛び込んで、志賀選手の走りを現場で拝見しておりましたが、現役当時のベタベタのフルバンクはさすが全日本MXでワークス経験者のエッジの効いた凄味がありました。
アンダーカウルやエンジンが削れる程バンクしてる最中のタイヤへの荷重のかかり具合や速度は動画で出ている通りの凄さなんですよ。
CBR600シリーズはキャブ時代のF3、Fi初期のF4iまたは欧州名Fスポーツ、RRと連綿とモトジムカーナ界では受け継がれて現役でも素晴らしい走りの選手がいらっしゃる程です。
そして練習会での会場が借りやすくなったと言う話もあったりなかったりw

・ジムカーナバンパー
モトジムカーナ競技者にとってはかなり重要になるパーツ、最近はツーリングライダーの方にも評判が良く、スマートな作りでカメラマウントとしても活躍してるとか。

動画はSSBファクトリー代表、A級作田さんのアカウントより。
元々教習車では車体と教習生を保護する目的でバンパーはありましたが、如何せんモトジムカーナで競技する場合パイロンとの距離は近い方がいいですし、タイムを稼ぐなら針穴を通せるくらいにはスマートにしたい、と言う感じで試作に試作を重ねて出来たとか言われている様です。
コレに近いバンパーも鈴鹿のプロスマンさんやジムカーナ向けに都内のパワーバンドきむらさん、四国のバイクヘルパーハマシタさんなどが作り、海外でもエクストリームケージベースやSSBが世界販売されるほど普及したお陰で競技に於ける転倒時の2次被害が少なくなっていると言うのもあながち間違いではないと思われます(あくまでも個人の見解ですw)。
そしてツーリングライダーにもこのバンパーが広まって、バイクVlogなどの車載動画界隈にも転倒対策兼カメラマウントとしても見る機会が出てきたりして、やはりジムカーナバンパーの先見性はあったんだと実感しましたね。

・各種SNSやウェブツールの普及による入口の広さ
練習会や選手権の開催告知を表示してくれるモトジムカーナカレンダー、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

現在トミンモーターランドで開催されている「サトカナ練習会」を主催されるサトカナ選手(C1女性選手)が開催概要を見やすく作ってみて選手間で普及、各地のイベントへ初めて行く人にも入口が分かりやすくなったと言う感じです。
他にも大会参加する様になると自分のタイム比が知りたくなる方もいらっしゃいます、そんな時に役立つ「事務電卓」


開発されたA級のピタ選手、自分でタイム比計算するとなると大変なので作ってみたらいい感じで公開してみたらかなりのユーザーが使っていたりします(ウェブツールなので誰でも使えるってのがポイントなんでしょうね)。
SNS勃興期、mixi(知ってる人は知ってますが、今でも稼働してるんですよw)が立ち上がったのを若い方だと知らない人もいらっしゃるでしょう。
実はmixiの普及がモトジムカーナ界隈(他のモータースポーツでも)を活性化させることになったのは割と大っぴらになってないだけで競技人口の裾野を拡げる事に繋がっていると言う部分があります。
以降各種SNSで選手のPRやスポンサー活動などのプレゼンに繋がったり、参戦記や活動報告を通して競技や選手のファンになったなんてのも良い流れなのだと言えます。

・常設モトジムカーナパーク
元々各地のサーキットなどを貸し切って開催されている練習会、四輪のジムカーナでは常設のパークは古くからありました。

関東圏だと四輪ジムカーナで有名なのが浅間台スポーツランド、結構ここも歴史が長いコースです。
モトジムカーナ界隈だと今まで常設のフリーで練習出来るパークと言えば九州に一件ありましたが、そこも市町村での公共施設なので派手にやるとなると気が引けるトコも有ったかと思います。
中部地方だと四輪ジムカーナでもお馴染みのキョウセイで開催されるKRISPが有名ですが、四輪との共用(それでも月間開催数は群を抜いて多く、中部地方のモトジムカーナ競技者の数と質に貢献しています)。
常設でモトジムカーナに沿う練習がフリーで出来ないか、と言う中で登場したのが「パイロンパーク鈴鹿」

ここがオープンしてモトジムカーナ関係者がかなり盛り上がり、PPS参りをする選手が各地からやってきています。
手始めに練習するにはどうしたらいいか、なんてのも所長や近隣の選手達の尽力で入りやすい環境が出来、ツーリングライダーがあっという間にモトジムカーナ競技者になったり、鈴鹿サーキットの近くと言う事もあってかGPライダーが基礎練の為に利用するとかなんて事もあるそうです。
この成功がキッカケで今静岡で常設パークが出来ようとしているなんてのもSNSで見かける様になりました、是非静岡の常設パークは成功して欲しいですね。

・モトジムカーナ漫画
モトジムカーナについての話題を取り上げた漫画って、古くは神塚ときおさんの「バイキッズ」、えのあきらさんの「ジャジャ」、秋本こうじさんがアフタヌーンで連載していた作品でモトジムカーナの内容を取り上げていらっしゃいました。
特にえのさんの「ジャジャ」ではマニアック旧車バイク漫画でモトジムカーナ競技の内容をコミック一巻使って掘り下げて分かりやすく読者に見せてくれました(JAGEの重鎮、ハカイダーも作品で登場しています、作中のハカイダー氏の感じはリアルハカイダーもあんな感じですw)。
そして作品のテーマがモトジムカーナな漫画が出てきました、ばどみゅーみんさんの「Motoジム!」。

ツーリングライダーな女性主人公がモトジムカーナの魅力にズブズブとハマっていき、大会参加で熱く走る漫画で、モトジムカーナでのHow Toが満載ですのではじめたい人にオススメです。
ばどみゅーみんさんもモトジムカーナ選手として界隈で有名で、ダンロップ杯でも参戦された際の走りはさすがシード選手の凄さがありました。

次作の「モトシーカーズ・カフェへようこそ!」でもライディングの基礎からわかりやすく解説していらっしゃいます。

こうやって周りのバイク乗られる方々に楽しむキッカケが増えていってるのは呼び込みの人的にも嬉しい限りです。

・海外でもすごいぞ
最初の項で出しました動画の再生で海外でも知られる様になったモトジムカーナ。
例えば欧州選手権のトップの方。

日本の選手が欧州選手権や中国大陸の選手権にもゲスト参戦していたり、日本で活動されている選手が欧州選手権に出ていたり、海外選手が日本の選手権に参戦したりと国の近い欧州圏の選手や広い中国大陸や北米大陸の選手はかなり切磋琢磨している事で凄い事になっています。
各セクションの言語が日本語ベースで話されるのもモトジムカーナの凄いところで、欧州選手権だと主催の横断幕に「モトジムカーナ」とカタカナで書かれていたりします。
そして女性バイクライダーの団体にwimaと言う世界組織がありまして、ミーティングを毎年欧州圏で開催するのですが、5年に一度圏外を出まして2010年に開催されたのが日本。
その時の海外エントラントからのリクエストで「モトジムカーナの走りを見せてくれ」とあったそうで、JAGEに声が掛かり有力選手がデモランを行なっています。

ここの8:04で映っていますが、この時のイベントも各雑誌で取り上げられて、海外での注目度が高いのを実感しました。

他に英国で開催される練習イベントを取材されていたり、海外のバイクライダーにとってもライディングの幅を拡げる事に繋がっていると言うのがモトジムカーナの魅力にもなっている様で、こう言うカタチで日本発祥のモトジムカーナが注目されているのはあらためて凄い事なんだなぁと実感しますね。

・映像機器の進化で走行シーン撮りが盛んになる
古くはVHSの走行シーン、今なら大容量メモリに保存が効く様になったお陰もあり、ビデオ撮影が増え走行シーンの検証もしやすくなりました。
と、VHS全盛やbetaギリ、Hi8が並行していた時代(って言って若い人分かるかなぁ。。。。。w)の頃の映像(コレも志賀選手の映像撮ってらした方のアーカイブより)

当時のテープメディアの頃ですから3〜40分程度しか撮れない時代です(それでも長いですが)、こう言った映像を残すのって今とは比べられないくらいのコスト。
オープンリールや8mm映写カメラだとどんくらい撮れたんでしょうねぇ。。。。。。
そしてメディアもDVテープ、8cmDVDと来てCFカード、メモリースティック(懐かしいですねーw)、SDカードと映像容量も画質劣化も少なくなって現在に至るわけです。
・・・・・何の話だコレw
ま、まあとにかく映像記録の手軽さが身近になったお陰でビデオソフトの製作が楽になり、DVDでダンロップ杯ソフトの販売が雑誌に載って、自分が知る限り2005年頃、当時世田谷にあった自動車専門書店のリンドバーグへバイクを走らせて買いに行ったり(今では代官山の蔦屋書店にコンテンツが吸収されましたね)、会場でラムカーナさんが参戦しながら撮影しつつDVDを会場販売されていました。
そして動画共有の時代になりダンロップ杯各戦配信、遂に現場でLIVE配信にまで進化。
ダンロップ杯会場で朝カメラ配置とミキサーのセッティングが定番になったのも近年です。


以上、お送りしてまいりました「モトジムカーナの効能」、いかがでしたでしょうか。
書いている田圃さんも色々調べてみると出てくる出てくるでビックリしていたりします。
ちょうどジムカーナJAPAN開催前で皆さんにも注目度の高い時期、本戦もYouTubeでLIVE配信されますし、盛り上がる予感がします。

皆さんも本戦楽しみですね、現場での方は呼び込みの人と、配信でご覧の方はチャット欄でワイワイやってくださいね♪
そして配信前の予告編動画もなかなか凄いです、アガリますよ!!

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