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モトジムカーナの基本的な事。

さて前回のお話、いかがでしたでしょうか。
なかなか好評な様で割とテキトーな感じで書いていたのですが、閲覧数の多さにビックリしております。
皆さん、駄文ですよ?
一般的市民の僕がこうしてつらつらとこう言ったお話を出来るのもいんたーねっつの為せる技。
あ、そう言えば前回のお話で出した60年代のジムカーナのお話、月刊オートバイで取り上げていたのを思い出しました、コレね。

この当時ですからCB72やメグロなど、当時のスポーツモデルで競うイベントとして見ても今のモトジムカーナへ繋がるモノがあったんだなぁと。
それでは第二稿、はじめていきましょうか。


さてモトジムカーナのお話です。

基本的なルールは、スタートしてゴールする。

・・・・・・コレじゃ何言ってんのよ、って事になりますよねw
まぁ合ってはいるんですけど、そんなわからんちんな事を言われても誰もピンとは来ませんね。
まずスタートポジションにバイクで並びます。
クルマのジムカーナ競技を経験された方ならスターターが目の前に立ってフラッグを振られたらスタートしてタイムアタックして行きます。
対してモトジムカーナではスタートシグナルでスタートするんです。

画像提供:わっち選手
画像提供:愛媛ジムカーナクラブ代表

そしてこのシグナルが
赤→赤→黄色→青の順で点灯しスタートするんです。
スタートポジションに光電管が有りましてシグナルと連動しています、フライングの判定を取ってるんですね。
ココでタイミングよくスタート出来れば大成功なんですが、微妙なタイミングでスタートしちゃうとフライング判定されてペナルティとして1秒加算されちゃいます。

さてスタートしてコースに出てきました。
この中で赤、青、黄色の三色で表されるパイロンがあなたが走るコース上にあるわけです。

過去のダンロップ杯ジムカーナでのコース図より拝借


配色の意味は・・・・・
赤:右方向
青:左方向
黄色:回転など
ココで「回転など」って出てきましたね、気づきましたか?
という事で次の画像。

先程の画像を拡大

赤と黄色、青と黄色が混ざっています。
矢印の進行方向を見てみてください。
270°以上のターンをしてますよね?
コレを「回転」って呼びます。
四輪で言うなら270°や360°ターンとでも呼べばイイでしょうか、ココをクルクルと回ります。
他にも進行方向指定や枠内でのラインなど有りますが以下略という事で諸々を通過する、など様々なセクションをクリアしてゴール。
教習所などのコースセクションの作れるコースであればそこからのコースアウトやショートカットなどしてしまえば3秒加算なので気をつけましょう。
ゴールの際はタイムアタックの最中ですから勢いがついてます、そこをゴールの枠内

ゴールは必ずこんな感じの枠内

この中で必ず停止。
勢いつきすぎてはみ出しちゃったらペナルティで3秒、コレは痛いです。
天を仰いでたらればたられば・・・・
まぁ競技ですからそんな日もあるわけで、この様にコースのタイムアタックをするんです。
何回走れるんでしょうか?
「2回だけです」
この2回の中でのベストタイムをペナルティタイムの加算、ノーペナルティならそのままベストタイムで集計されて順位が決まります。

さて、大会も2回走って終わりまして順位も決まりました、ここからがモトジムカーナに於ける重要な要素が出てきます。
モトジムカーナに於いての結果は、トップ順位のタイムを100%として105%、110%、115%・・・とタイム比と言うものが関わってきます。
地域の選手権によってタイム比の区分が増えたり、タイム比を基準とした指数システムなど存在するんですが、ココでは関東圏のJAGE管轄の選手権に合わせておきましょう。
このタイム比がクラスを分ける要素なんです。
総合トップであればウハウハなんですが、それを追い掛ける選手は自分のタイムが何%に達しているのか・・・・・・
一喜一憂しながら結果発表を待つ事になります。
このタイム比によってクラスが分かれており、筆者の住む関東圏のJAGE管轄であれば、上から順番に、
A級:ゼッケンは赤、トップタイムを競うクラス(コンマ数秒が勝負を決めます)
B級:ゼッケンは青、トップより105%の選手(次期A級を狙う猛者の争う場で、A級を喰う様な方々が集います)
C1級:ゼッケンは緑、同110%の選手(上のクラスへ行く勢いがココで炸裂してきます)
C2級:ゼッケンは黄緑、同115%の選手(ここから上を目指す方々の修行、走りにキレが出る様になるクラス)
と、シード選手と呼ばれる方々が走る中でノービス(黄色ゼッケン)選手がシード選手入りを目指して競う構図が出来ております。
そしてシード選手の中で700cc以上のモデルで走る選手達によって競われるクラスと言うのがあります。
SBクラス。
スーパーバイクではありません、Seeded BIGBIKE の略だそうで、ビッグバイク(現代ならリッターSSやNKやリッターストリートファイターなど)で覇を競うクラスがあるんです。
そこでは強力なトルクのあるマシンや欧州辺りのビギナークラスの700ccくらいのミドルツインなどがシード選手内でクラス問わずのバトルロイヤルで競います。
大排気量ならではのトルクでマシンを震わせるダッシュやグリグリとマシンを振り回して行く迫力は見ものですよw

と、長々とモトジムカーナとはなんぞやその2とでも言う様な内容になりましたが、みなさんいかがでしたでしょうか。
ご感想など頂けましたらコメント欄やTwitterのリプ欄などにいただけると田圃さんは尻尾を振って喜びます(結構単純なんですw)。
また次回もモトジムカーナの話題でお逢いしましょう♪

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